酷暑続くスペインで高齢女性が飛び降り、奇行を繰り返す老人たちが溢れる…老人ホラー『エルダリー／覚醒』本予告

『レリック-遺物-』『X』など数々の“老人ホラー”を越える新たなる恐怖

人類は滅亡する。老人たちが暴れ出す。スペイン発、熱波が老人たちを覚醒させる老人ホラー映画『エルダリー／覚醒』より、本予告を紹介する。

記録的猛暑のスペイン、マドリード。ナイアの祖父・マヌエルの目の前で、祖母のロサはバルコニーから飛び降りた。その日を境にマヌエルの様子がおかしくなる。事故のショックだと考えた息子のマリオは、妻の反対を押し切ってマヌエルとの同居を試みるが、容体は日々悪化し、ついには家族に殺意を向けるのだった。同じ頃、ついに最高気温を記録した街には、奇行を繰り返す老人たちが溢れ…。

監督を務めるのは、『パラミドロ』（21年）に続き本作が長編2作目となるラウル・セレッソとフェルナンド・ゴンサレス・ゴメス。主演は奇抜なアイデアから国内外問わず大ヒットし、続編も製作決定している『プラットフォーム』（19年）で強烈なインパクトを残したソリオン・エギレオル。父親役に『惨劇の週末』（00年）『ボディ・アーマー』（07年）『禁じられた二人』（17年）などで知られるグスタボ・サルメロン。

今回紹介する本予告は、高齢の女性ロサがバルコニーから飛び降りる衝撃のシーンから始まる。何が起きたのか理解する間もなく、窓からその瞬間をただ呆然と眺める隣人。悲痛な表情で落下地点を見つめる夫のマヌエル。だが、この悲劇はその後に起きる混乱の序章に過ぎなかった。熱波が続くなか、老人たちが覚醒。マヌエルは息子一家に「明日、お前たちはは死ぬ」と言い放つ。

『エルダリー／覚醒』は8月30日より全国公開。