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和食器と洋食器の1セットの数が微妙に違うのはなぜ?

  • 2024.8.26
和食器は5組1セット、洋食器は6組1セット (C)Graphs-/PIXTA(ピクスタ)
和食器は5組1セット、洋食器は6組1セット (C)Graphs-/PIXTA(ピクスタ)

「子どもの好奇心を高めたい」

「わが子に尊敬されたい!」

「日々のコミュニケーションの中でいろんなことを教えてあげたい」

そんな時に役立つのが、教養系雑学。親から子へ、この世の中をより深く知るための知識や知恵を日々のコミュニケーションを通じて伝えていくのは、昔も今も変わらず、大事なことです。

学校では教わらない“タメになるうんちく”を、子どもとの会話の中でさりげなく話してみましょう。コミュニケーションをとる際に必要な「教養」になるとともに、きっと子ども自身の「好奇心」をも刺激するはずです!

※本記事は多湖 輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。

和食器と洋食器の1セットの数が違う理由

結婚式の引き出物でもらった和食器のセットは、5組で1セット。以前、別の式でもらった洋食器は確か6組だったような気が……。どうして微妙に数が違うのだろうか。

日本では、奇数が縁起がいいとされている。

陰陽道で奇数は「陽」、偶数は「陰」で、3月3日(桃の節句)、5月5日(端午の節句)、9月9日(重陽)……と、節句はすべて奇数の重なりだし、御祝儀や香典を包むときも奇数にするのがマナー。例外は末広がりで縁起のいい8(八)だ。食器のセットが5組なのは、現代の家族構成を考えた適切な数だからだろう。

一方、西洋では物を数えるのに12進法を使ってきた。

12で1ダース、それが12集まると12×12=144で1グロスとなる。

また、西洋の社交は夫婦単位で行なわれるため、奇数では半端が出てしまう。正式な食器のセットは現代でも12組だが、それでは一般家庭では多すぎる。そのため、6組で1セットとしたのである。

監修=多湖 輝/『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』

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