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子どもも教員も大賛成!?【夏休みの宿題】ナシの学校が増加中!保護者の意見は?

  • 2024.8.26

夏休みの宿題を廃止する学校が増加

夏休みの宿題は必要?
夏休みの宿題は必要?

夏休みといえば大量の宿題に悩まされた記憶がある人は多いはず。しかしそんな長期休みの風物詩とも言える宿題について、さまざまな理由により廃止している学校が増えているのをご存知でしょうか。

夏休みの始まる直前の2024年7月、「実はウチの学校は夏休みの宿題がなくなりました!教員はほぼ賛成、子どもたちも大喜び、保護者の反応はまだ不明…」という小学校の教員がつぶやいたところ保護者からさまざまな反響がありました。

宿題廃止に対する保護者の意見とは?

長期休み中の宿題をなくす理由の1つは、主体的な学習を目指すため。与えられた課題をこなすのではなく、自らが必要と感じる内容や興味のある分野について考えながら学習することに期待しているようです。他にも塾や習い事へ通う学生や受験生、そして宿題の準備や採点にかかる教員の負担を軽減する狙いもあるとのこと。

また宿題を負担に感じているのは子どもだけでなく親も同じだったようで、ネット上では「仕事しながら教える時間を確保するのが大変だったからありがたい」「解き方も覚えてない問題の丸付けとか、読書感想文の書き方を教えたりとか、親向けの宿題かと思うようなものばかりだから助かる」といった賛成意見があがっています。

他にも「長期休みは普段体験できないことを経験する期間だと思うから、宿題はなくて正解」「夏休みの過ごし方は各家庭の責任で良いと思う」「勉強したい子は自発的にするんだから宿題はなくても大丈夫」など、自主的に学びを得る機会を増やすことに賛成する意見も。

学力低下の懸念の声も…

一方で学力低下を心配する声もあり、ネット上では「自由な時間を与えても勉強なんかしないでしょ」「せめて勉強ドリルを渡すとか、空白期間にならない工夫だけはしてほしい」といった意見も少なくありません。

また、結局は塾に頼ることになるのでは?という意見も…。「塾にいかない子は学力低下する期間になっちゃうから心配」「やりたい人だけがやれば良いって意見あるけど、家庭によってどんどん差がついていく」などの意見もあります。

東京都在住で2人のお子さんを持つAさんは廃止ではなく、夏休みの宿題は“任意”だったと言います。

「自由研究はしっかり夏休みという長い期間をつかってじっくり取り組んでいる子がいる一方で、“素材やデータを用意された自由研究なるもの”を提出してる子がいます。デパートの片隅やイベント会場などで見られる“夏休みの宿題ビジネス”を使って提出したモノって意味がないと思います。親も子も楽だと思いますが、キットを使ってたり、提出物が全くかぶってたりして、結局子どもが恥ずかしい思いをする羽目に。うちの子の学校では制作、自由研究と読書感想文が任意で選べるようになっていました。

きちんと夏休みに取り組んだ子が、作品や研究結果を発表できる場は必要だと思うので、私としては“完全廃止”には否定的です」

夏休みの宿題だけでなく“宿題”について、海外はどのように捉えているのでしょうか。フランスでは1956年から小学校での筆記の宿題の禁止、オランダでも小学校ではほとんど宿題が出ないなど、日本と違う取り組みをしている国があります。また、2021年には中国政府が「宿題・塾禁止令」を出しています。それを受けて2024年1月に「Polimill」が行った「日本でも宿題は廃止すべきか?」という調査では、「宿題を廃止すべきだ」と回答した人は16.7%、「現状でいい」が33.3%という結果でした。

今回の日本における夏休みの宿題廃止の流れに対する意見もさまざまではあるものの、廃止の影響は誰にも分かりません。子どもの学力低下が心配な場合は、夏休みの過ごし方に家庭での工夫が必要になるかもしれませんね。このような「宿題廃止」の流れについて、どう思いますか?

(LASISA編集部)

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