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ナオミ、ジジ、ヘイリーまで!スーパーモデルの最強ウォーキング解剖学

  • 2024.8.26

みんな違ってみんな素敵! 第一線で輝き続けるレジェンドから2世セレブまで、それぞれのウォーキングを特徴とともにプロが解説。

Stephane Cardinale - Corbis

ナオミ・キャンベルは、唯一無二の存在感を放つスーパーモデル。1986年にUK版『エル』でキャリアをスタートさせて以来、ファッション界で不動の地位を確立している。

これまで500以上の雑誌の表紙を飾り、「プラダ」や「シャネル」、「ディオール」「ヴァレンティノ」など、あらゆるブランドのショーで活躍してきた。

ビヨンセがジェイ・Zとコラボした楽曲『クレイジー・イン・ラブ』のミュージックビデオで見せた自信に満ちた歩き方は、洗練さと自由奔放な雰囲気を完璧なレベルで融合させたナオミのウォーキングからインスピレーションを得たと言われている。

マスターズ氏はこの例を挙げつつ、「ナオミのウォーキングについて、まだ語られていないことなどあるのでしょうか」と冗談めかして話している。

写真:「バルマン」2024-25年秋冬メンズコレクション

Antoine Flament

今もなおファッション界の第一線で活躍し、新世代デザイナーたちからのオファーも絶えず、最近では「オフ-ホワイト」や「トリシジュ」などのランウェイに登場している。

マスターズ氏は、「今や彼女は自分がランウェイを支配していることを自覚しており、昔ながらの特別なスキルや予想外の演出、スピンや挑発的な態度などでそれを証明する必要はありません。彼女はすでに自身の地位を確立しているため、ウォーキングはただ『どうぞご覧ください』と応じるだけでいいのです」と付け加えている。

写真:「トリシジュ」2024年春夏コレクション

WWD

“パンサー(ヒョウ)”や“プレデター(肉食獣)”とも称されるカーリーの歩き方は、自信と威厳を感じさせることで知られている。

出身のミズーリ州セントルイスで開催されたチャリティファッションショーでスカウトされたことをきっかけに、ランウェイモデルへの道を切り拓いたカーリー。本格的に活動をスタートさせた「カルバン・クライン」からスターダムにのしあがり、世界的なトップスターへと成長を遂げた。ファッションウィークデビューとなった2008年には、合計で64のショーに出演している。

写真:「スキャパレリ」2024年春夏コレクション

Peter White

また、彼女は他の事業でも注目を浴びている。若い女性にSTEM教育の機会を提供するNPO団体「コード・ウィズ・クロッシー(Kode With Klossy)」の運営や、リアリティ番組『プロジェクト・ランウェイ』の司会者など、あらゆる方面でのチャレンジを続けているのだ。

身長188センチメートルのカーリーは、ヒールを履いた状態で大きく腕を動かし、腰を使って気取った歩き方をすることで、人々の視線を釘付けにする。ボウ氏は彼女のウォーキングについて、「カーリーはヒョウのようにランウェイを闊歩しますが、それ以上にアイコニックなのは、彼女の力強い視線と体をくねらせる動きです」と説明する。

写真:「オフ-ホワイト」2019-20年秋冬コレクション

Victor Virgile

ジジはモデルデビュー当初、カリフォルニアの「ガール・ネクスト・ドア(隣に住んでいそうな女の子)」として知られていたが、現在はファッション界の重鎮的存在として君臨している。なお最近では、“テイラー軍団”の一員として、テイラー・スウィフトとともに夜のお出かけを楽しんだり、新恋人のブラッドリー・クーパーとデートをしたり、プライベートの生活も話題になっている。

2014年に「デシグアル」のショーでランウェイデビューを果たし、それ以来、数えきれないほどのショーに出演してきたジジ。2021年には、当時交際していた恋人のゼイン・マリクとの子どもを妊娠中に、「ジャックムス」のランウェイを歩き、2024年の「ミュウミュウ」のショーでは、ボーイッシュでカジュアルなルックで会場を圧倒した。

写真:「ミュウミュウ」2024年春夏コレクション

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