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ママ先生が伝授、子どもが「丁寧な字」を書けるようになるポイント4つ

  • 2024.8.26

小学校の先生の経験を持ちながら、自身もママとして子育てに奮闘する4人によるリレーコラム「ママ先生といっしょ」。先生目線で、ときにママの目線で。入学準備や、入学後の困りごとや悩みの解決方法の糸口を探ります。苦しいことがあっても、笑顔で突き進めるヒントが見つかるかも。

第四回は、小学1年生の担任経験が豊富で、現在まさに小学1年生のママでもある、はるな先生から。読者の方の悩みとして声の多かった「子どもが字を丁寧に書けるようになるためのコツ」について紹介してもらいます。

出典:あんふぁんWeb

子どもが字を丁寧に書けるようになるには?(写真はイメージ)

ママ先生が教える!丁寧に書く力を育てる秘訣

毎日書いてくる連絡帳やノート。当初は、そのつたなくも一生懸命書かれた我が子の字を愛おしく感じたものですよね。でも、次第に字の形や丁寧さが気になってきてしまうのもまた親のさが。お子さんに「もっときれいな字を書けるようになってほしい」「もっと丁寧に字を書いてほしい」と願うのは、多くのママパパが日々感じていることなのではないでしょうか。私自身も教師という職業柄か、字の丁寧さはかなり気になってしまいますが、指摘したい気持ちをグッと堪え、あれやこれやと日々奮闘しています。そんなママとしての経験と一年生の担任の経験を踏まえ、ここでは、子どもが丁寧な字を書けるようになるためのポイントを4つご紹介します。

褒めて伸ばす!字を丁寧に書くためのアプローチ

ついできていないことに目が行きがちですが、子育ての鉄則「褒めて伸ばす」が、字を丁寧に書けるようにするためにもとても大切です。

ポイント1:文字単体を具体的に褒める

連絡帳や宿題で「この【あ】の字、とってもきれいに書けてるね!」と、一文字一文字を具体的に褒めてみてください。文字単体に絞ることで、大人は褒めるポイントを見つけやすくなりますし、子どもは褒められたことで自信がつきます。また、全体的に褒めるのではなく、一字一字に注目することで、子どもも一字一字を丁寧に書こうという意識が生まれます。

ポイント2:ミニ花丸を多用する

ひらがなやカタカナのワークでは、上手に書けている字にミニ花丸を添えてみてください。子どもは花丸が大好きなので、もっと花丸がほしくて、さらに一字一字丁寧に書こうという気持ちが高まります。こうしたポジティブなフィードバックを続けることで、子どもは字を書くことを楽しいと感じ、もっと丁寧に書こうという意欲につながります。

日常のやり取りで育てる!字を丁寧に書く力

日常生活の中で字を書く機会を増やしたり、親子でのやり取りを楽しんだりすることも大切です。

ポイント3:日常生活の中で書く機会を増やす

買い物リストや家族のスケジュール表を一緒に作ったり、伝言メモのやり取りをしたりと、実生活で役立つものを書く機会を増やしてみましょう。自分が書いた文字が生活に役立ち、家族の役にも立つ経験を重ねることで、率先して書こうという意欲が高まります。

ポイント4:手紙やカードのやり取りを楽しむ

誕生日カードや父の日、母の日のメッセージカードといった特別なものから、何気ない日々の思いを綴った手紙まで、お子さんとメッセージのやり取りを楽しんでみましょう。手紙やカードのやり取りを通じて相手に喜んでもらう経験を重ねることで、書く楽しさを味わうことができます。こうした日常生活の中での親子の温かいやり取りを充実させることで、自然と丁寧に書こうという気持ちが育まれていきます。

文字に込める思い…親から子へ伝える丁寧な字の大切さ

そもそも、どうして親は子どもに字を丁寧に書いてほしいと願うのでしょうか。それは、文字が相手に思いを伝える大切なツールだからだと私は思います。手紙であれば友達や家族、連絡帳であれば保護者や自分自身等と、そこには必ず相手(読み手)が存在し、きれいな字で丁寧に書くことではじめて自分の思いや大切な情報を正しく伝えることができます。こうした字を丁寧に書く大切さや意義を日常生活を通じて子ども自身が実感し、理解できるようサポートすることが、【子どもが字を丁寧に書けるようになる】には大切なのではないでしょうか。

生活の中のちょっとしたやり取りに書く機会を盛り込み、親子の温かい会話の中でできている事、成長している事を褒め、共に喜びを分かち合う。そういった日々の営みの中で、お子さんの字が丁寧になっていく過程をぜひ楽しんでください。子どもの成長を温かく見守りながら、親子で文字を書く意義や楽しさを共有していくことが、丁寧な字を書く力を育む鍵となるでしょう。

この記事を書いたのは
出典:あんふぁんWeb

■はるな先生

公立小学校教員。小学校1年生と年長児、0歳児のママで、現在は育休中。小学校1年生の担任経験が豊富かつ特別支援教育にも精通しており、Instagramでは年長から小学校1・2年生までの子どもたちにまつわるさまざまな課題について、子どももママ・パパも笑顔になれるようなちょっとした工夫を発信中。

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