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「こんな気持ちだったのね…」思わぬところで痛感!?社会復帰して気づいた子どもたちの気持ち

  • 2024.8.27

私には小学生2年生の娘と4歳の息子がいます。私は怒らない育児とは真逆で、割としょっちゅう叱ったり小言を言ったりしてしまう、口うるさい母親かなと思います。そんな私が、10年以上のブランクを経て仕事をすることになりました。なかなか仕事が覚えられず焦る日々の中で、私が感じたことをお伝えします。

言い訳は好きじゃない

私は自分で、わりと固苦しい性格だと思っています。“こうであるべき”という考えも随所にあって、子どもたちにも口うるさく注意してしまうことがあります。また、叱っているときに子どもたちが言い訳をしようとすると、「言い訳しないの!」 と一蹴してしまうこともあります。

子どもたちはそんな母に慣れてしまったのか、私が叱り始めると、聞いているフリをしながら聞き流しているな……と感じることが増えました。まじめに聞いていないとわかるとイラッとしてしまうので、感情的に怒ってしまうことも増えてしまいました。

久しぶりの仕事で張り切るものの…

そんな私が10年ぶりに仕事をすることになりました。とても楽しく、早く仕事を覚えて役に立ちたい! 短時間勤務でもできるだけ多くの業務をこなしたい! と意気込んではいるものの、思ったようにはいかず……。

焦る気持ちがたたって、ミスをしてしまうことも。隣の席のリーダーは、はじめはとてもやさしく対応してくださっていたのですが、だんだんと私のミスにイライラしているのを感じるようになりました。

リーダーの視線がプレッシャーに

リーダーはその日の機嫌によっても反応が違うので、ただでさえビクビクするように。いかにもイライラしているという空気を感じるとプレッシャーになってしまうことが多く、入力ミスが増えたり、普段できることもできなくなったり……。

さらに、ミスした瞬間にリーダーから注意されると萎縮してしまい、余計に頭が回らなくなって負のループに。また、ミスをしたのがうっかりではなく、何か原因があったとしても、弁明の余地がなくお説教が始まってしまうのでした。

怒られて落ち込みながら気づいたこと

体調が悪かったため、いつも以上にミスが多くなってしまい、リーダーに注意されて落ち込んでいたある日、ふと気付いたことがありました。同じことを子どもたちにしているかもしれない……と。

何かしていて子どもたちが失敗すると、私もすぐさま叱ったり、注意したり、小言を言ったりしているときがあるのです。言い訳する暇も与えていません。これでは、子どもたちは余計に動きづらくなってしまうな、よくないな、と反省しました。

大人になると、注意されるということがほとんどなくなります。注意されるとどんな気分になるのか、ということをすっかり忘れていた自分に気が付きました。今後は子どもたちが失敗したときはまず話を聞いて、どうしてそうなってしまったのかを確認してから、叱るのか、叱らずにアドバイスをするのか、子どもたちの気持ちを考えて対応していけたらと思います。

著者:坂井香子/30代女性・主婦。小学生2年生のおだやかな娘と5歳のわんぱくな息子の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。

作画:miyuka

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者・著者:助産師 松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ベビーカレンダー編集部 /キッズライフ取材班

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