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意外な組み合わせなのに、和えるだけで美味しい「トマトとスイカの和えもの」

  • 2024.8.25

夏が旬のトマトとすいか。別々に食べるものと思っていたら、これらを一緒に和えると夏の疲れを癒してくれる、清涼感あふれるみずみずしいあてに。お酒を愛する料理研究家の大原千鶴さんに、つくり方とそのコツを教えていただきました。

意外な組み合わせなのに、和えるだけで美味しい「トマトとスイカの和えもの」

■すいかの塩で、夏気分満載

トマトとすいかの組み合わせにびっくりされると思いますが、この二つは種を取ってしまうとほぼ同じで、見た目もそっくりです。どちらも野菜のような、フルーツのような食材で、シンプルに味と色を楽しめます。

コツは、種を取って果肉だけを使うこと。水っぽくならず、果肉をしっかりと味わえます。すいか2に対して、トマト1。この割合を守っていただきたいです。

そして、和えたてが美味しいので、食べる直前につくってください。レモンと塩で和えるだけなのに、おつまみにも、デザートにもなる爽やかなひと品になります。

これがまたお酒に合うんです。塩つながりで、ホワイトラムソーダをソルティドッグ風にしたら、甘じょっぱいすいかにもトマトにもぴったり。夏ならではの爽やかな組み合わせです。

□トマトとスイカの和えもののつくり方


◇材料 (2~3人分)

すいかの実:200g
トマト:小1個(100g)
塩:ひとつまみ
レモンの搾り汁:少々
フェンネル:少々


(1)トマトの下準備
トマトは皮に十文字に切り込みを入れ、ヘタをくり抜く。熱湯で10秒間ゆで、冷水にとり、皮をむく。横半分に切って、スプーンで種をすくい取り、3cm角に切る。

トマトの下準備
トマトの下準備

(2)すいかの下準備
すいかは3cm角に切り、できるだけ種を外す。

(3)和える
ボウルに①のトマトと②のすいかを入れ、塩とレモン汁で和える。器に盛り、フェンネルを飾る。

完成
完成

――教える人

「大原千鶴 料理研究家」

京都・花脊の料理旅館「美山荘」が生家。小さな頃から自然に親しみ、料理の心得を学ぶ。現在は家族五人で京都の市中に暮らし、料理研究家としてテレビや雑誌、講習、講演など多方面で活躍。シンプルなレシピに定評があり、美しい盛りつけにもファンが多い。着物姿のはんなりとした京女の印象とは対照的に、お酒をこよなく愛す行動派。レシピはお酒を呑んでいる時に思いつくのが一番多い。近著「大原千鶴のいつくしみ料理帖」(世界文化社)がある。2023年4月より、オンライン料理レッスンもスタート。


文:西村晶子 撮影:福森クニヒロ

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