先輩「自分の苦労を後輩も味わうべき」考えがいびつすぎ｜後輩いびりする先輩に言い返した話

この作品は著者・人間まおさんが見聞きした身近な人のパワハラ体験談をきっかけに描いた作品です。職場ではさまざまな人がいますね。人間関係は良好が何よりですが、自分の立場を守ることに必死になるあまり、知らないうちに誰かを傷つけていることも…。この物語では、職場での人付き合いに悩む高橋さんの心の葛藤が描かれます。大変な新人時代を過ごしてきた先輩。自分が上になったら、こういった習慣をなくそうと思うのではなく、後輩たちは全員同じような苦労をするべきという考えになってしまっているようです。会議は進みますが、高橋さんの企画は無事に通るのでしょうか？人間まおさんによる作品『後輩いびりする先輩に言い返した話』第38話をごらんください。

先輩は先輩なりに大変な日々があっての現在だったようです。それでも、それを高橋さんたち後輩に強いることは間違っているように見えます。同じつらさを味わってもらうべき、という考えではいつまでたってもよい人材は育たないでしょう。

先輩は早速、高橋さんの企画を阻止すべく動き出します。高橋さんも負けじと調べてきた内容を伝えます。高橋さんは無事先輩の攻撃から逃げることができるのでしょうか…。

時として必要になる、同調圧力に屈しない強さ

職場での人間関係はとても難しいですね。スムーズに仕事をするために、相手の考えに合わせて同調するようなシーンは少なくないかもしれません。しかし、特定の人に同調する意識が強すぎると、結果的に誰かを傷つけてしまうことがあります。場合によっては、パワハラの一端を担ってしまうことも…。

発言力のある人に意見するのは勇気がいることですが、仕事仲間として対等であり、自分の言動には自分で責任を持ちたいものですね。

この物語では、違和感を持ちつつも同調圧力から抜け出せない高橋さんと、同調圧力に屈しない同僚・山田さんのやり取りが描かれます。組織の中で自分がどうあるべきか、人間関係はどう築くべきかを改めて考えさせられる作品です。

著者：ゆずプー