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「元気がない日に観ます」宮下草薙・宮下兼史鷹が愛する映画(1)思わず食い入ってしまう…珠玉の名作は?

  • 2024.8.25
お笑いコンビ・宮下草薙の宮下兼史鷹。写真:Wakaco

各界で活躍する著名人に「人生に影響を与えた映画」をセレクトしてもらい、その魅力を語っていただくインタビュー企画。今回登場するのは、お笑いコンビ・宮下草薙の宮下兼史鷹さん。ツッコミが入らないものが究極の「笑い」と語る宮下さんに、疲れているときでも楽しめる、至極の映画を5本紹介していただいた。第1回。(取材・文:ZAKKY)

●『スパイダーマン』(2002)

―――まず、サム・ライミ監督の『スパイダーマン』です。

「今まで色々スパイダーマンは映画化されていますけど、今のところ全作品を合わせても、サム・ライミ監督の作品が1番好きですね。

スパイダーマンって、ヒーローっていうよりも、“親愛なる隣人”という存在で、それが大好きなんです。ヒーローものは、超能力を使うので、人とかけ離れた存在になっちゃうので、なんとなくストーリー作りが難しくなってくると思うんです。ヒーロー好きとしてのポイントとして、一般市民とちゃんと関わっているところが面白く感じるんです」

―――具体的にどんなところが一般市民と関わっていると思いましたか?

「市民ではなく家族との話になりますが、超能力を手に入れたピーターが、嬉しくて夜遅くまで色々試しちゃう日があって、ベン伯父さんとの約束を破ってしまう描写があるんですが、ベン伯父さんからすると、思春期の反抗期なのかなという目線なんですよね。

ヒーロー映画なんですけど、主人公のストーリーを身近に感じるところが魅力ですね。ヒーローである非日常と家族や友人との日常が、うまく混ぜ合わさっているというか」

―――ファンタジー過ぎないところが魅力だと。

「その通りです。この世界観をずっと見ていたくなるくらい好きなので、僕は夜寝る前や、元気がない日によく流して観ます。とは言え、名シーンとかになってくると、やっぱり食い入って観ちゃうのですが(笑)」

―――特に好きなシーンはありますか?

「ピーターの親友の父であるノーマン・オズボーン(ウィレム・デフォー)が、自らを実験体として、グリーン・ゴブリンに覚醒する場面ですね。博士の制止を無視して、自分で鉄の拘束具みたいなものを装着するんですけど、その時に『冷たい』と一言発するんです。そんなところにもリアリティーと親近感を感じたんですよね」

(取材・文/ZAKKY)

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