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遣唐使となった阿倍仲麻呂。日本を離れ36年、月を見ようと約束した恋人を思い出す/新版 超訳百人一首 うた恋い。4⑯

  • 2024.8.24

『新版 超訳百人一首 うた恋い。4』(杉田圭:漫画、渡部泰明:監修/KADOKAWA)第16回【全16回】在原業平、紫式部、藤原定家――。古の人々により紡がれた31文字の和歌。そこには、遥か昔の世界で起きたドラマチックな恋愛劇を表したものも少なくありません。紫式部を主人公に描く大河ドラマ「光る君へ」でも数々の和歌が物語に彩りを添えています。その美しい言葉の中に込められた先人たちの喜びや悲しみとは? 百人一首の和歌から歌人たちの恋と人生をひもとく名作『超訳百人一首 うた恋い。』(1~4巻)を、好評につき再掲載でお届けします。雅な世界観で繰り広げられる先代たちの恋模様をご堪能ください。

和歌物語一

7 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも

〈安倍仲麿〉

安倍仲麻呂/安倍仲麿(あべのなかまろ) 若くして留学生として唐(中国)へ渡り、大学で学問を修めた。玄宗皇帝に仕え、役人として重用された。李白や王維など有名な詩人とも交流があった。

藤原清河(ふじわらのきよかわ) 遣唐大使として唐へ渡り、安倍仲麿とともに玄宗皇帝に仕え、役人としても出世した。唐で結婚し娘をもうけた。

<続きは本書でお楽しみください>

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