＜離婚したのに＞5年後、玄関前に元夫の姿が！「金を貸して欲しい」守銭奴の怖さを思い知らされた話

さんざん嫌な思いをさせられてきた元夫や元義母。離婚後は絶対にお付き合いなどしたくないものです。これは筆者の友人・Y子から聞いたお話。お金に執着した元夫と元義母の怖さを、ある出来事でY子は思い知ることになります。

仕打ち

私は結婚後なかなか子どもに恵まれず、夫や義母から嫌がらせを受け続けていました。
不妊治療はとても辛く、費用も高額だったため、5年ほどで断念。
子どもが産めないことがわかると、夫は私に暴力を振るうようになり、私はひそかに離婚を考えていました。

私の仕事はWEBディレクター。
在宅勤務をする私に、仕事についても「いつも家にいて何してるんだか」「そんな楽な仕事してるのに偉そうな口をきくな！」などと散々嫌味を言われていました。

大ケガ

ある日、夫の暴力がきっかけで、私は鼻骨を骨折する大ケガを負うことに。
出血が止まらなかったのと、あまりの痛みで私は救急車で病院へ行きました。

思っていたよりもケガの状態が悪く、入院することになり、病院の担当者にはDVのことを事細かに聞かれました。
私は夫の状態が警察沙汰になるようなことなんだと実感して、紹介してもらった弁護士に相談。
離婚に向けての準備を始めたのです。

離婚

退院後、私は思い切って離婚を切り出しました。
すると夫も義母も驚くほどあっさりと納得し「これでようやく邪魔者がいなくなる」とまで言う始末。

今回の暴力に関する警察への被害届を取り下げることを条件に、慰謝料を払うということで、無事に離婚が成立しました。

元夫

離婚して5年ほど経った頃、家に帰ると部屋の前に元夫が！
どこで調べたのか……驚いて用件を聞くと「少しお金を貸してほしい」と言うのです。
元夫の会社が倒産して無職の状態になっているらしく、義母に言われて私のところへ来たとか。
私は「お金を貸す義理もないし、もう他人なんだから帰ってください」と言ってキッパリ断りました。

親子揃って

すると翌日、今度は義母がいきなりやって来て「あの子のことを助けてあげてほしい。あなたしか頼れる人がいない」と泣きついてきました。
義母にも同じことを言い、断ろうとすると「稼いでるんだったら少し位いいじゃない！」と逆ギレ。

離婚後、私は仕事に精を出し、目標としていた年収を超えることができていました。
どうやら2人は私の経済状況を知った上で、話を持ってきていたのです。

引っ越し

お金がなくて大変なのはわかりますが、私のことをあれだけバカにして、さんざんいびってきたくせに、親子揃ってよくそんなことができるなと心底呆れました。
私は仕事の関係でSNSを利用していて、元夫がSNSからいろいろな情報を得ていることも判明。
その日から自宅には帰らず、引っ越しを決め、SNSの投稿にも十分注意しています。

あれから2人がどうしているのかは知りませんが、今後は本当に関わり合うことがないようにと祈るばかりです。

【体験者：40代女性・会社員、回答時期：2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。