「私は社長夫人よ」兄の婚約者の裏の顔がヤバすぎる…妹を実家から追い出そうとした結果！？

私は25歳。実家で暮らしながら、体が弱いため父が経営する会社で在宅ワーカーとして働いています。そして、数年前に遠方で就職した兄が、このたび転勤で地元に戻ってくることに。さらに2年間付き合っているという彼女を婚約者として連れてきて……！？

今日はいよいよ、兄が婚約者を連れて地元に帰ってくる日。私も両親も楽しみに待っていました。

「ただいま！みんな、元気そうでよかったよ。さっそくだけど、彼女が俺の婚約者。保育士をしているんだ」

兄の紹介の後、彼女はほがらかに「初めまして！」と挨拶。おまけに手土産までくれたのです。女性を見る目がない兄が連れてきた人なので少し心配していたのですが、とても感じのいい人。私に対しても「こんにちは！これから仲良くしましょう。女同士、本当の姉妹みたいになれたらいいな」とほほ笑んでくれました。

夕食の時間も和気あいあいと過ぎていき、兄と彼女は地元で購入したマンションに帰宅。このときは、兄は素敵な女性と出会えたのだと心から思っていたのですが……。

両親が仕事で外に出ているある日の午前中。私が仕事の合間に家事をしていると、インターフォンが鳴りました。出てみると、そこにいたのは兄の婚約者。前回とはまったく違うにらむような表情で、玄関先に立っています。

「えぇっ、お義姉さん？どうしたんですか？」と私が尋ねると……。「あのさ、ハッキリ聞いちゃうけど、あなた自立するは気あるの？いつまでここにいるのかな～って」と言うのです。

彼女の意図を汲み取れず返事に困っていると、彼女のイライラはエスカレート。

「察しが悪いわね。単刀直入に言うわ！この家には私たちが住むの。だからニートはさっさと出て行って！」

彼女の暴言は続きます。

「あなたのお兄さんは、いずれお義父さんの会社を継いで経営者になるのよ。そして、私は社長夫人なんだから、この家に住む権利があるの。体が弱いんだか何だか知らないけど、親から事務仕事を回してもらってテキトーに在宅ワークなんて、あなたはニートと同じ。今すぐ引っ越してよね！」

そう言い捨て、彼女は立ち去って行きました。

婚約者の裏の顔に驚愕した私は、知り合いがやっている探偵事務所へ。兄には悪いと思いつつ、婚約者のことを調べてもらうことにしました。

調査結果が出るまではと、彼女から言われたことは両親にも兄にも秘密に。しかし、結果報告を受けてビックリ仰天。とんでもない事実が発覚したのです！

こうなったら家族会議を開くしかありません。私が調査を依頼した理由を話すと、兄も両親も「まさか、彼女がそんなことを言うなんて……」と寝耳に水といった状態。そこで私は封筒を取り出し、「これが探偵事務所からの調査結果よ。心して見てね」と差し出しました。

封筒の中身は、何枚もの資料や画像、友人たちの証言を録音したボイスレコーダーなど。そのどれもが、彼女が財産狙いで兄に近づき、猫をかぶっていたことを示す証拠です。

「な、なんだこれは……。要するに、金目当てってことか！ゆ、許せない……」

怒り心頭の兄はすぐに電話をし、「大事な話がある」と彼女を呼び出しました。

「こんにちは、急にどうしたの？」といつもの笑顔で登場した婚約者。兄は無表情で、「きみは、妹にこの家を出ていけと命令したんだって？」と尋ねました。

「えっ、な、何のこと……？」と慌てふためく彼女を前に、兄は証拠を並べ、すべてをぶちまけます。

「しらばっくれるな！俺に近づいたのは金目当てだったんだろう？思えばいつもデートは高級レストラン、プレゼントはブランド物……。俺と婚約してからも、高級バーでもっと金持ちの男はいないかと物色していたそうじゃないか！おまけに多額の借金もあるそうだな」

裏の顔がバレ、彼女は真っ青に。兄は有無を言わさず「当然、婚約は破棄だ！」と宣言したのでした。

こうして彼女は事実を認め、婚約破棄を承諾。地方の実家へと帰っていき、ひとりで借金返済のため奔走しているようです。一方兄は、自分の見る目のなさに落胆。「入籍前でよかったよ。いつか最高の女性に出会えるから大丈夫！」と家族ではげましています。

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著者：ライターベビーカレンダー編集部／ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部／ムーンカレンダー編集室