小雪がついに本領発揮の演技を披露、ゾッとする笑みを見せた理由を考察する声も＜スカイキャッスル＞

【写真】紗英(松下奈緒)と義母・雪乃(藤真利子)の間も冷たい空気が流れる

松下奈緒が主演を務めるドラマ「スカイキャッスル」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系) の第5話が8月22日に放送。紗英(松下)についての報告を秘書から受けた九条(小雪)の場面が視聴者の注目を集めた。(以下、ネタバレを含みます)

セレブ妻たちが壮絶マウントバトルを繰り広げる

同ドラマは、韓国のケーブルテレビ局・JTBCで2018～2019年に放送された「SKYキャッスル～上流階級の妻たち～」を原作に、日本ならではの創造性と刺激、中毒性をたっぷりと詰め込んだジャパン・オリジナル版となっている。

松下が演じるのは、誰もがうらやむ経歴と容姿に恵まれた完璧セレブの主人公・浅見紗英。そして紗英と同じ“スカイキャッスル”と呼ばれる高級住宅街で暮らす、才色兼備かつ慎ましい性格の二階堂杏子を比嘉愛未、情熱的でチャーミングな夏目美咲を高橋メアリージュン、スカイキャッスルの新たな住人となった南沢泉を木村文乃。さらに、担当した生徒を100％志望校に合格させるミステリアスな受験コーディネーター・九条彩香で小雪が加わり、5人の豪華女優陣の競演で、子どもたちの受験やエリート医師である夫たちの出世など、泥沼マウントバトル・サスペンスが展開する。

紗英のうそがバレた報告を受ける九条

第5話では、紗英が周囲に語っていた経歴がうそで、施設出身であることが泉の失言によって公になった。スカイキャッスル内でも羨望のまなざしで見られていた紗英は、孤立していくことに。

そんな紗英のことを秘書から報告を受けた九条。これまでどんなときも冷静で、表情をほとんど崩すことがなかった九条だが、こみあげるものを抑えきれないとでもいうように笑い始めた。

その笑いはエスカレートして、近くにあった書類を机にたたきつけて笑ってもなお収まらず、アハハハとまさに高笑いへと続いた。

九条は単に“受験コーディネーター”であるだけなのか、不穏さ増す

SNSには「小雪さん笑いの演技上手い！」「演技うますぎて怖すぎる」「今夜の一番の見どころでした」「笑い我慢→大笑いの演技凄かったなぁ」と小雪の演技に称賛の言葉が並んだ。

今回の九条は「ハマり役」ともいわれている小雪。長身を黒い服装で包み、ひっつめ髪で美しさが際立ちつつ、その表情から何を考えているかを読み取ることは難しい。初回から抑えた演技が続いていたが、ここにきて高笑いに至るシーンで爆発させる演技を見せ、九条のどこか不気味なところをいっそう引き立たせたと言える。

小雪の緩急ある演技ですっかり九条に引き付けられた。そんな中、紗英の娘・瑠璃(新井美羽)をまるでマインドコントロールするかのような場面が。それは受験コーディネーターとして合格させるためのものなのか、それとも別の目的があるのか。心酔する瑠璃を抱きしめた九条の口角がクッと上がったのが気になる。そして「親こそが使い捨てにされるべき存在」と語った意味も。

視聴者からは「九条先生は何を企んでいるんだ」「九条先生がラスボス？」「九条先生はスカイキャッスルの人間に恨みでもあるのかな」「九条先生の目的って親への復讐？」と考察する声も上がった。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部