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「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」からはじまる #はなれ旅。沖縄の魅力を再発見しよう

  • 2024.8.24

「地域とつながる、#はなれ旅 へ。「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ」で体験しよう!」でご紹介した、フランス発の世界最大級のホテルグループ・アコーによる日本初上陸のホテルブランド「グランドメルキュール」。

2024年4月に一斉開業した全国12カ所のうち、「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」もまた、同ブランドのコンセプトである地域とのふれあいや地域の魅力発見へとつながる「#はなれ旅」を推奨しています。

どんな「#はなれ旅」が待っているのか、今回はその体験レポートをご紹介します。

沖縄でリブランドオープン!「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」

Photo by Mayumi

那覇空港から車で約80分、かつてリゾートホテルとして愛されたロイヤルホテル沖縄残波岬。その後継としてリブランドオープンしたのが「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」です。

手掛けたのはフランスを拠点とする世界最大級のホテルグループ・アコー(Accor)。「地域とつながる、#はなれ旅 へ。「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ」で体験しよう!」でもご紹介したとおり、アコーは今、都会過ぎず有名観光地過ぎない、それでいて美しい自然や食、伝統文化が根付いた「地域」のポテンシャルに着目しています。

だからこそ、あえて那覇や美ら海水族館など誰もが知る定番地域から少し距離を置いた、それでいて、知る人ぞ知る観光資源が豊富な読谷村(よみたんそん)に注目し、同村のホテルをリブランドしたのも納得ですね。

「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」で体験する“沖縄”

Photo by グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート

2024年8月にグランドオープンを迎えた同ホテルの「オールデイプール」は、遊泳可能エリアの総面積が1,500平方メートルと県内最大級。年齢層や目的に応じた大小4種のプールに、県内初上陸の大型ウォータースライダー「ウルトラブーメラン」を含む3種のスライダーで大人から子どもまで幅広く楽しめる施設です。

さらに、一部のプールでは温水対応かつ夜間ナイトプールも実施され、1日の移ろいを感じながら、非日常のリラックスをプールで過ごすことができます。

Photo by Mayumi

もちろん、読谷村有数のビーチである、ホテル前の「残波ビーチ」で海を満喫することも可能。

同ホテルが提供するオールインクルーシブ(宿泊料金に食事や大浴場、ラウンジ、各種アクティビティなど一括で含まれるプラン)には、お子様向けウォーターアスレチックやカヌー、アクアバイク、SUP(スタンドアップパドルボード)のビーチアクティビティも追加料金なしで利用可能。やはり透明度の高い海で思いっきり遊ぶのは開放感が違いますよね。

※ランチの提供は無し、一部ドリンクや上記以外のビーチアクティビティは有料 ※朝食付き、素泊まりプランもあります

Photo by Mayumi

オールインクルーシブのなかには、沖縄の文化が感じられるさまざまな体験も含まれています。

画像は無料で体験できる「さんぐゎー作り」。さんぐゎーとは、おばぁがお弁当やお土産にちょこんと添えてくれる安全を祈願した昔ながらのお守り。そのほか有料にはなりますが、シーサーの色塗り体験や珊瑚と貝殻を使ったオブジェやフォトフレームなど、手作り体験コーナーも設置されています。

もちろん提供される食事のブッフェにも、沖縄ならではの食材を使った郷土料理が盛りだくさん。客室やインテリアなどにも沖縄を感じさせるこだわりが散りばめられています。

ホテル滞在を通じて、沖縄を五感で楽しめるよう創意工夫がなされていますよ。

読谷村の #はなれ旅①:琉球の伝統文化を訪ねる

都市部や有名観光地(=母屋)から離れた地域(=はなれ)の自然の“絶景”、その地に根付いた“伝統文化”、地元の“人々”とのふれあいを楽しむ旅のスタイルとして「#はなれ旅」を推奨するグランドメルキュール。

今回は、グランドメルキュール沖縄残波岬リゾートのある読谷村で体験した「#はなれ旅」を「伝統文化」「歴史と記憶」「自然絶景」の切り口でご紹介します。

大らかな絵付けが素敵!琉球伝統の焼き物「やちむん」

Photo by Mayumi

「やちむん」とは沖縄の言葉で焼き物を意味し、ぽってりとした厚みとどっしりとした手ざわり感、鮮やかかつ大胆で大らかな絵付けが特徴の、400年以上続く沖縄伝統の工芸品です。それと同時に、古くから琉球の人々の暮らしを彩る生活のマストアイテムでもあります。

そのやちむんを手掛ける19の工房が集まった読谷村の「やちむんの里」ではお気に入りの器を探す「やちむん散歩」が人気。それぞれが似て非なる一点ものであり、デザイン・色合い・風合いなど作家や工房の個性が光ります。ぜひひとめぼれする器との出会いをお楽しみください。

ちなみに、店頭は無人の場合も多く、そんなゆるさもまた沖縄らしくて良いですね。

Photo by Mayumi

読谷村には、やちむんの里を含む60余りの工房が点在しています。工房には、ショップやギャラリーだけでなく、工房見学や陶芸体験、カフェやレストランを併設する工房も。

たとえば「壼屋焼 陶眞窯(つぼややき とうしんがま)」は、それらすべてがまとめて体験できる非常にありがたい工房で、工場見学(事前予約制、無料)では、職人技が光るさまざまな工程を間近で見学できたり、実際に使う資材、道具、窯も惜しみなく見学させてくれます。

Photo by Mayumi

陶眞窯では、うつわ作りやシーサー作り、ロクロ回しや絵付け体験など各種陶芸体験も可能です。土いじりは誰もが夢中になれる楽しいものづくり体験ですよね。

さらに、工房併設の「やちむん&カフェ 群青」では料理の器はもちろんやちむん、さらに本格窯焼きピザも堪能できます。やちむんでいただく料理やドリンクは格別ですよね。

繊細な伝統文様が生きる琉球織物「読谷山花織・読谷山ミンサー」

Photo by Mayumi

中国や東南アジア諸国との交易によって伝来した技法を独自に発展させ、600年もの歴史を刻んだ琉球伝統の織物「読谷山花織(ゆんたんざはなうい)・読谷山(ゆんたんざ)ミンサー」。

「花織」とは、基本の3種の花柄を組み合わせ30種類以上もの幾何学模様を織り上げていく織物で、「ミンサー」とは木綿(ミン)を使った細帯(サー)を意味し、「ぐうしばな(竹串)」で織り上げた帯や敷物などのこと。いずれも天然素材で染め上げた糸で繊細に織られ、鮮やかな色彩は沖縄ならでは。

明治以降、じつは一度は廃れたこれらの伝統織物。しかし、1964年、読谷村の有志によって「幻の花織」が復活。以後、沖縄県指定無形文化財、経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されるなど、沖縄県を代表する伝統工芸品として広く知られるようになりました。

Photo by Mayumi

昔ながらの着物や帯をはじめ現代風にアレンジされた服飾雑貨アイテムなど、今や幅広い商品展開をする読谷山花織と読谷山ミンサー。

とはいえ、実際にはあまり市場に出回らないため、ぜひ唯一の展示販売所「伝統工芸総合センター」に立ち寄ってみてください。希望者は読谷山ミンサー体験もできますよ。

読谷村の #はなれ旅②:琉球の歴史を訪ねる

世界遺産を構成するグスクのひとつ「座喜味城跡」

Photo by Mayumi

2000年11月、首里城跡などとともに「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録された読谷村の「座喜味城(ざきみじょう)跡」。

15世紀初頭の琉球王朝時代、築城家として名高い読谷山按司(ゆんたんざあじ、按司とは地方の領主、権力者のこと)の護佐丸(ごさまる)によって建てられたこの城は、なだらかで優美な曲線が特徴で「続日本100名城」にも選ばれています。

Photo by Mayumi

美しい石積みの城壁のうえに立つと、東シナ海から近隣の離島、さらには読谷村一帯と首里や那覇まで一望できて、360度の大パノラマの眺望と琉球の風に歴史ロマンを感じずにはいられません。

より深く歴史を学びたい方には、座喜味城跡の麓に位置する世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアムがおすすめです。

哀しい歴史を秘めた「渡具知ビーチ」

Photo by Mayumi

東シナ海を一望し、夕日の名所としても知られる「渡具知(とぐち)ビーチ」。地元民に愛される穏やかなビーチですが、その裏には哀しい歴史を秘めています。

太平洋戦争末期に繰り広げられた壮絶な沖縄戦。実は、米軍が最初に上陸したのはこの渡具知ビーチからで、上陸作戦により撃ち込まれたおびただしい数の砲弾やロケット弾で読谷村は焦土と化したそうです。

現在では、ビーチは泊城公園として整備され、BBQやマリンアクティビティ、レストランや各種パーティーも利用できる「おきなわポークビレッジ」が営業しています。

そんな人々の賑わいと穏やかな海を前に、平和のありがたみをかみしめずにはいられませんね。

沖縄の戦争遺産「シムクガマ」

Photo by Mayumi

沖縄戦において米軍が最初に上陸・攻撃を行った読谷村。そのため、村内のあちこちに戦争の爪痕を見ることができます。

画像は波平地区にある「シムクガマ」。「ガマ」とは自然壕のことで、戦禍を逃れた村民およそ1,000人がこの洞窟に逃げ込んだとされています。その際、米軍への恐怖でパニックに陥った村民を、偶然避難者の中に居合わせた2人のハワイ帰りの移民男性らが「アメリカ人は人を殺さない」となだめ説得したことで、壕にいた全員が投降に応じ、命が救われたそう。

それとは対照的に同じ地区内にあった「チビチリガマ」では、恐怖に追い詰められた村民83人が集団自決を行った悲劇のガマとして知られています。

洞窟を前に胸がしめつけられる想いですが、だからといって目を背けてはいけない重要な歴史遺産ですよね。

読谷村の #はなれ旅③:琉球の絶景を訪ねる

白亜の灯台と断崖絶壁が織りなす「残波岬」

Photo by Mayumi

グランドメルキュール沖縄残波岬リゾートのある、県内有数の景勝地「残波岬」。

およそ2kmに渡って連なる雄大な断崖絶壁と白亜の残波岬灯台とが織りなす光景はまぎれもなく絶景です。

灯台の上から眺める360度のパノラマビューも最高ですが、最大高さ30メートルはあるという崖の上から魚影が見えるほどの海の透明度には度肝を抜かれます。(なお、風が強い時、波打ち際には近づかないよう注意)

Photo by Mayumi

ちなみに、こちらはホテル前に広がる残波ビーチ。

残波ビーチといえば、沖縄本島で最後に夕日が沈む場所としても有名。水平線に沈む太陽と光の道はあまりにも神々しく、ロマンチックで、ずっと眺めていたくなる光景です。

沖縄県屈指の透明度を誇る「ニライビーチ」

Photo by Mayumi

ホテル日航アリビラの前に広がる長さ約300メートル、沖縄県屈指の透明度を誇る「ニライビーチ」は、自然のままを活かした数少ない天然ビーチとして、またウミガメの産卵地としても知られています。

潮が引いた後の遠浅の海で見るリーフのなかはまさに天然のアクアリウム。さまざまな水生生物を間近で観察できます。

ちなみに、ホテル日航アリビラとグランドメルキュール沖縄残波岬リゾートは2024年7月20日より相互利用サービスを開始、ホテル間をシャトルバスで結び、行き来が便利になりました。読谷村を代表する二大絶景ビーチ、ぜひ満喫してください。

有名観光地から一歩先で出会う「#はなれ旅」で沖縄を再発見

グランドメルキュール沖縄残波岬リゾートの滞在を通じ、有名観光地ではないその一歩先で、知らなかった沖縄の魅力を再発見できた今回の「#はなれ旅」。

王道や定番から外れ、異なるアプローチでその土地の新たな魅力に気づかせてくれる「#はなれ旅」、あなたもぜひ試してみませんか?

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