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テイラー・スウィフト、テロ計画で中止になったウィーン公演にコメント「ヨーロッパツアーを安全に終えることが最優先だった」

  • 2024.8.23
Taylor Swift performs onstage during "Taylor Swift | The Eras Tour" at Wembley Stadium on August 16, 2024 in London, England.

5日間に渡るロンドン公演を終えたテイラー・スウィフトが、テロ計画が発覚したことにより中止を余儀なくされたウィーン公演について、初めてコメントした。「ロンドン公演のステージでは、感情がジェットコースターのようでした。ウィーン公演の中止に激しく動揺しましたし、中止を余儀なくされた理由に、これまで感じたことのない恐怖を抱き、また公演を楽しみにしてくれていた人が大勢いたことに大きな罪悪感を覚えました」

「ですがその一方で、当局のおかげで、惜しむのが人命ではなく、コンサートだけで済んだことに感謝しています。ファンの皆さんの愛と団結に勇気づけられ、私はロンドン公演を観に来てくれる50万人近いファンを守るためにエネルギーを使おうと決意しました。ゴールに向けて、チームと一緒にスタジアムのスタッフやイギリス当局と連携しました。私たちのために動いてくれた彼らに感謝します」

キャリアを網羅するワールドツアー、ジ・エラズ・ツアーで世界を巡っているテイラーは、8月8日から10日(現地時間)まで、オーストリア・ウィーンのエルンスト・ハッペル・スタジアムにて3公演を予定していたが、コンサートでテロ行為を計画していたとして、当局が19歳の男ら2人を逮捕したことを発表。逮捕された2人はイスラム国に忠誠を誓い、後に逮捕されたもう1人とともに、手製の爆発物や凶器を使って可能な限り大人数を殺そうと計画していたとみられる。当初、当局は警備を強化すればコンサート開催は可能だとしていたが、最終的に3公演とも中止が発表された。

テイラーは「これだけははっきりさせてください。私のコンサートに来てくれるファンを傷つけたいと望む人たちを挑発する危険があるなら、公に発言はしません」「コメントを出す正しい時を待っていました」と綴り、ファンの安全性に配慮し、事件発覚直後に声明を出していなかったことを示唆。「ヨーロッパツアーを安全に終えることが最優先事項だったので、無事終えたことに大きな安堵を覚えています。ロンドン公演は、美しい夢の一幕のようでした。5日に渡ってウェンブリー・スタジアム来てくれた観客の皆さんは、情熱と喜び、活気にあふれていました。スタジオに満ちたエネルギーは、毎晩92,000人からの大きなハグのようで、私を心配などいらない場所に引き戻し、落ち着かせてくれました」

そして、ロンドン公演にサプライズゲストとして参加したエド・シーランフローレンス・ウェルチジャック・アントノフに感謝を述べてから、ファンへの感謝でメッセージを締めくくった。「この夏、私たちに会いに来てくれたファンの皆さんは、これからもずっと私の記憶の中で輝き続けます。皆さんは最高の観客。一緒にダンスをし、魔法のような瞬間を共有できてうれしかった。皆さんとは、10月にジ・エラズ・ツアーでまた会えるけれど、今は必要な休息を取らせてもらいます。一生ものの冒険をありがとう。これからも続きますように……」

この後テイラーは北米に戻り、11月にカナダ・トロントのロジャーズ・センター6公演、バンクーバーのBCプレイス・スタジアム3公演を最後に世界中で成功させてきたワールドツアーの膜を閉じる予定だ。

Text: Tae Terai

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