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「年々ひどくなってる」それでも放置し続けた私。婦人科を受診したら…まさかの病気が

  • 2024.8.24

10代から生理痛とは無縁だった私ですが、20代半ばになると、生理痛が伴うように。症状は年々悪化しているようにも思っていました。「歳のせい?」「ストレスかな?」なんて自分の中では思っていたのですが……。

年を追うごとに生理痛が悪化

20代前半くらいまで、生理痛とは無縁だった私。痛みはほとんどなく、症状の重い人の話を聞くと、「生理痛がある人は大変だな」くらいに思っていました。

ところが、25歳を過ぎたあたりから、急に生理痛に襲われるようになったのです! それも年々症状はひどくなり、鎮痛薬を飲んでもあまり動けないほどに……。

このとき、周囲の年上の方たちから「年々、生理痛がひどくなっている感じがして……」と話を聞いていたため、「私も同じもの」「年々、生理痛はひどくなるもの」と思い込み、すぐに受診を考えることはできずにいました。

不妊相談で婦人科へ!そこでまさかの診断結果が…

それから28歳になって初めて婦人科を受診しました。不妊相談のために受診したのですが、検査をしたら、なんと左右の卵巣にチョコレート嚢胞があると判明! 医師に「生理痛がつらかったでしょう。生理痛が強いのは当たり前のことじゃないからね」と言われ、「原因はコレだったんだ……」と衝撃でした。

手術をするケースもあるようですが、私の場合、嚢胞のサイズから判断すると、今すぐ手術が必要なわけではなく、妊娠を希望するのなら、今は手術はしないほうがいいとのこと。結果、チョコレート嚢胞に関しては、経過観察となりました。

病と共存しながら不妊治療

チョコレート嚢胞と診断を受けたあとは、鎮痛薬で様子を見ながら、8カ月くらいタイミング療法をおこないました。そして、受診から9カ月後に1回目の人工授精をした結果、無事に子どもを授かることができました! 実は、私はチョコレート嚢胞のほかにバセドウ病やホルモンの量が少ないなどの症状も抱えていたのですが、授かることができて、本当に感動でした。さらに、1人目の出産から1年半後に、2人目を自然妊娠することもできました。

2人目の妊娠中はバセドウ病の治療のみで婦人科には通わなかったため、生理が再開したらまた定期受診をしようと思っています。

これまでは「生理は病気じゃないから」と、生理痛を我慢していました。ですが、婦人科を受診したことがきっかけで、生理は痛いことが当たり前ではないと気づかされました。激しい生理痛には原因があるとわかり、先生から「つらかったでしょ」と言ってもらえたときは、ホッとしたのを覚えています。

職場の同僚や後輩が生理痛でつらそうにしているときは、「生理痛があるのは当たり前のことじゃないから、一度病院へ行ってみたら?」と声をかけるようにしています。この行動が、なにか気づきのきっかけになればと思っています。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

文:高田ゆこ/女性・主婦
イラスト:すうみ

監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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