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日本を代表する洗濯家が教える、スポーツウエアの正しいお洗濯法

  • 2024.8.23

気合いを入れて、せっかく購入したスポーツウエア。頑張って汗をかいた分、お洗濯を重ねていたら思いのほか早く傷んじゃった! というのはよくある話。今回は、「洗濯王子」の愛称で親しまれる中村祐一さんに聞いた、スポーツウエアの正しいお洗濯方法をアイテム別・素材別にご紹介。お気に入りのウエアを長く、きれいに、気持ちよく着るためのティップスを知らないなんてもったいない!

スポーツウエアのお洗濯方法

Women's Healthメッシュ仕様のウエアを洗うときに気を付けることは?

基本的には、ネットに入れて洗えば大丈夫。そのとき、洗濯機は優しいコースをセットして。

リフレクター素材はどうすれば?

リフレクター素材は、漂白剤で劣化してしまうので使用しない! が鉄則。

どんな洗剤を使えばいい?

汗がつきやすいアイテムは、身体から出る皮脂とタンパク質をしっかり落とすことが大切。この2つに効果的な洗剤が、弱アルカリ性の洗剤。というのも、皮脂とタンパク質はアルカリで溶けて流しやすくなるから。

素材がアルカリに耐えられないアイテムの場合には、洗濯表示に中性洗剤で洗うように、と指示あり。そういったアイテムを洗う場合には、弱アルカリ性ではなく中性洗剤を使用して。

スポーツブラの正しい洗い方

Women's Health

<ポリエステル・ポリウレタン配合>

ネットに入れる。

洗濯機のコースを「ドライコース」や「ソフトコース」などに設定。

弱アルカリ性で、漂白剤の入っていない洗剤を使う。(その際、お湯を足して30℃位まで水温を上げると汚れが落ちやすくオススメ)

干すときは直射日光に当てずに日陰で。ハンガーに掛けず、平らに置いて平干しする。

スポーツタイツの正しい洗い方

Women's Health

<ポリエステル/スパンデックス配合の場合>

ネットは使用しなくてOK

洗濯機のコースを「ドライコース」や「ソフトコース」などに設定。

弱アルカリ性の洗剤を使う。(その際、お湯を足して30℃位まで水温を上げると汚れが落ちやすくオススメ)

ハンガーにかけて、日向でも日陰でもどちらに干してもOK

<ナイロン/ポリウレタン配合の場合>

ネットに入れる。

洗濯機のコースを「ドライコース」や「ソフトコース」などに設定。

弱アルカリ性で、漂白剤の入っていない洗剤を使う。(その際、お湯を足して30℃位まで水温を上げると汚れが落ちやすくオススメ)

干すときは直射日光に当てずに日陰で。ハンガーに掛けず、平らに置いて平干しする。

トップスの正しい洗い方

Women's Health

<コットン/ポリウレタン配合の場合>

ネットは使用しなくてOK

洗濯機のコースを「ドライコース」や「ソフトコース」などに設定。

弱アルカリ性の洗剤を使う。(その際、お湯を足して30℃位まで水温を上げると汚れが落ちやすくオススメ)

ハンガーにかけて、日向でも日陰でもどちらに干してもOK 。または乾燥機の使用も可能。

<ポリエステル100%の場合>

ネットに入れる。

洗濯機の標準コースで洗濯すればOK。ただ、脱水の設定を変えられる場合、1分程度にセットしておくと、シワになりにくいのでオススメ。

弱アルカリ性で、漂白剤と蛍光剤の入っていない洗剤を使う。(その際、お湯を足して30℃位まで水温を上げると汚れが落ちやすくオススメ)

干すときは直射日光に当てずに日陰で。ハンガーに掛けて干す。

洗濯上手は基本に忠実

洗濯王子こと中村祐一さんからアドバイス!

「洗濯表示の意味は気にしない、または知らないという人がほとんど。けれど、表示を読み取ることがお洗濯の基本のき。まずは基本を忠実に守ることが大切で、それだけでも、かなり洗濯上手になれるんです」

複雑そうに見えるアイテム別・素材別のお洗濯も、基本にかえればマスターできるはず。

お話を伺ったのは…中村祐一さん 長野県伊那市のクリーニング会社「芳洗舎」3代目。培ったプロの洗濯技術を一般家庭用にアレンジし伝えている。日本を代表する洗濯家として知られ、「洗濯王子」の愛称で、テレビや雑誌など、各種メディアでも活躍中。公式サイト https://www.sentaku-yuichi.com/

Photo:Gettyimages

※この記事は当初2018年に公開されたものを再編集しています。

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