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【MLB】低迷エンゼルス、ミナシアンGMとの契約延長を発表 ファン反発「トラウタニがいてもプレーオフに行けなかったのに……」

  • 2024.8.23
エンゼルスのペリー・ミナシアンGM(C)Getty Images
SPREAD : エンゼルスのペリー・ミナシアンGM(C)Getty Images

エンゼルスは22日(日本時間23日)、ペリー・ミナシアンGMとの契約を2026年シーズンまで延長すると発表した。ミナシアンGMは20年11月に就任。今季が4年契約の最終年となる4年目だった。就任以降4年連続で負け越しという成績にもかかわらず、契約を延長した球団の判断は物議を醸しそうだ。

■9年連続でポストシーズン逃す

エンゼルスは大谷翔平投手(現ドジャース)やマイク・トラウト外野手という球界屈指の選手を擁しながら、昨季まで9年連続でプレーオフ進出なし。メジャー全30球団の中ではタイガースと並び、もっともプレーオフから遠ざかっている。
今季もここまで54勝73敗と借金が膨らみ、ア・リーグ西地区4位タイに沈む。10年連続でプレーオフ進出を逃すことは確実視されているが、その中でも球団はミナシアンGMの長期政権に踏み切った。
アルテ・モレノ球団オーナーは今回の契約延長について「この4年間でペリー(ミナシアン)と彼のスタッフは、エンゼルスの明るい未来の基盤を築き始めました。ペリーはエンゼルスに若くてエキサイティングな才能を注ぎ込むと同時に、選手育成プロセスを刷新するために取った措置には感銘を受けています」との声明を発表し、同GMのもとで若手が成長を遂げていることを評価した。

■若手捕手オハッピーは続投を歓迎

しかし、当然ながら結果の出ていないGMを留任させることに対しては反発の声もある。SNSでは「ミナシアンはMLBで最も人気があり、市場価値の高い選手(大谷)をドジャースに何の見返りもなく渡したほか、23年のトレード期限で勝負に出たが失敗し、チームを大きく後退させた」「新しい人を雇うべきだった。組織には野心がない」「どうしたらこんなことが可能なんだ? 彼はトラウトとオオタニがいてもチームをプレーオフに進出させられなかったし、オオタニを放出してしまった。そして、エンゼルスのファームシステムはメジャーで最悪と言われているのに、なぜ?」という嘆きの声が並んだ。
ただ、チーム内、特に若手からは契約延長を歓迎する声もあがった。24歳のローガン・オハッピー捕手は「彼はいつも真実を話してくれる。彼は遠慮せずに話すタイプだし、常に競い合い、全力を尽くす人だ。もちろん、私たちは上から下までしっかりと構築しようとしているので、そういう存在がいるのは良いことだ」とコメントした。
果たして、今回の決断が長い低迷からの脱出につながるのか。戸惑うファンも多そうだ。

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