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「GI値」が重要!インナーケアで健康体をGETしよう!

  • 2024.8.23

「GI値ってよく聞くけれど何をあらわす数値なの?」

このようなお悩みはありませんか?

GI値といえば、糖尿病に関係する数値と思っている方もいるかもしれませんが、ダイエットとも深く関係しています。

本記事では、GI値とはどのようなものか、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに解説いただきます。

「GI値」とは

GI値
出典:Photo-ac

GI値とは、グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で血糖値の上昇や下降をあらわす数値です。

低GI値の食品を摂ると血糖値の上昇が緩やかになり、高GI値の食品では血糖値の上昇度合いが急になるのです。

食後の血糖値の急上昇や急降下は血管にダメージを与えたり、糖尿病や肥満の原因になったりします。

こういった病気を未然に防ぐためにも低GIの食品が注目されています。

「低GI値」の食品がおすすめされる理由

WHY?
出典:Photo-ac

低GI値の食品とは、血糖値の上昇が緩やかな食品のことです。

血糖値の急上昇は肥満や糖尿病につながるため、健康体を目指すのであれば低GI値の食品を取り入れるべきとされています。

血糖値の急上昇が肥満につながる理由は、血糖値が上がるほどインスリンの分泌量が増加するためです。

インスリンは血糖値を下げるために糖質を脂質に変換します。

つまり、インスリン量が増えるほど脂質への変換量が増え、太りやすくなるのです。

加えて、低GI値食品には、ダイエットしたい方に嬉しい別の効果もあります。

低GI値食品は食物繊維が豊富なため、おなかの満腹感が続き食べ過ぎを予防できるのです。

このような理由から、健康のために低GI値食品がおすすめされています。

低GI値おすすめのおやつ3選

おやつ
出典:Unsplash

ダイエット中はおやつを我慢したり、食事を改善したりすることも多いでしょう。

そのため、食べることが好きな方にとっては精神的に大きな負担を感じ、ストレスを感じやすいです。

ダイエットの天敵はストレスですので、以降ではダイエット中でも食べられる低GI値のおやつを3つご紹介します。

ナッツ

ナッツは食物繊維が豊富な低GI値食品として、ダイエット中のおやつにおすすめされています。

栄養もたっぷりなので、ダイエットで不足しがちな栄養を補給することも可能です。

具体的には、良質なたんぱく質、不飽和脂肪酸、ミネラル、ビタミン、鉄分、カルシウムなどがあります。

ただし、ナッツの種類によって栄養成分に違いがあります。

また、ナッツは低GI値食品ですが、脂質を多く含む点に気をつけなければいけません。

ナッツは脂質が多くハイカロリーのため、食べ過ぎには注意しましょう。

干し芋

干し芋は食物繊維が豊富な低GI値食品として、ダイエット中のおやつにおすすめです。

ナッツとは異なり脂質が少ないのもうれしいポイントです。

加えて、ビタミン類、カリウムも豊富で、美容やむくみ予防にも向いています。

ただし、干し芋は糖質とカロリーが高めのため、食べ過ぎには注意しなければなりません。

甘栗

甘栗は白米と比べて食物繊維が豊富な低GI値食品として、ダイエット中のおやつにおすすめです。

栄養も多く、ビタミンやカリウム、マグネシウム、鉄分が含まれています。

加えて、咀嚼回数も増えるため満腹感も得られやすく、食べ過ぎを予防できます。

ダイエットには漢方薬もおすすめ

生薬
出典:Unsplash

ダイエットには、体質から肥満を改善できる漢方薬もおすすめです。

ダイエットに用いられる漢方薬は主に「
防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」
「防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)」
「大柴胡湯(だいさいことう)」の3種類があります。漢方薬はサプリメントのように毎日飲むことで、徐々に肥満の原因となる体質を改善し痩せやすい体質に変える働きがあります。

一般的に副作用も少なく、続けやすいです。

<ダイエットにおすすめの漢方薬>

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

食欲が旺盛で、体力があり、おなか周りに脂肪がたまりやすい方に向いています。
代謝を上げて脂肪を分解・燃焼することでダイエット効果が期待できます。
便秘がちな肥満の方に処方されます。

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

色白でむくみやすい、いわゆる水太りタイプの方に。
からだの余分な水分の排泄を促して、むくみや肥満を改善します。

大柴胡湯(だいさいことう)

便秘がちな方、おなかの張りが気になる方に。
からだの余分な熱を取り除き、エネルギーの流れをよくして、脂質代謝を改善します。
ダイエット中のイライラや、ストレスによる過食のある方、便秘になりやすい方にもおすすめです。

ただし、体質に合わないと副作用が生じたり、効果がなかったりするため、漢方薬を服用する際は体質の見極めが重要です。

低GI値食品を取り入れて健康的なからだへ

「ダイエット中はおやつを我慢しないと」と我慢し続けストレスをためてしまうと、心身の状態が悪くなる可能性もあります。

低GI値食品やおやつをうまく取り入れて、無理せずダイエットを続けていける工夫をしていきましょう。

<この記事の監修者>

山形 ゆかり(やまがたゆかり)
あんしん漢方薬剤師

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師を経て食養生の大切さに気付く。
牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニューも開発。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で薬剤師を務める。

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