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最も怖いのは人間…プロが選ぶ最恐の “ヒトコワ系”映画(3)認知症の描写がリアルすぎてヤバい…究極の逸品

  • 2024.8.23
俳優のアンソニー・ホプキンス【Getty Images】

ホラー映画紹介Vtuver・ミミカ・モーフ氏に、配信で観られる映画作品の中から「本当に怖い映画」を厳選してご紹介いただく本企画。今回は、「この世で最も怖いのは幽霊でも怪物でもなく人間なのでは?」と思い知らしめる、“ヒトコワ系”映画をセレクト。いかにも身近な恐怖に背筋が凍る5本をお届け。今回は第3回。

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『ファーザー』(2020)
上映時間:97分
製作国:イギリス、フランス
監督:フロリアン・ゼレール
脚本:クリストファー・ハンプトン、フロリアン・ゼレール
キャスト: アンソニー・ホプキンス、オリビア・コールマン、マーク・ゲイティス、イモージェン・プーツ

【作品内容】

痴呆症を患う81歳のアンソニー(アンソニー・ホプキンス)は、ロンドンのアパートで一人暮らしをしている。娘のアン(オリビア・コールマン)は父を心配し、介護人を手配しようとするが、アンソニーは拒否。それからというものの、アンソニーの痴呆はみるみるうちに進行していき、徐々に現実と幻想の境目は曖昧になっていく…。

原作者のフロリアン・ゼレールが自ら監督と脚色を担当。第93回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、助演女優賞など計6部門にノミネートされ、主演男優賞のほか、脚色賞を受賞した。

ある意味ホラー映画では得づらいタイプの恐怖を楽しみつつ、重いテーマも真剣に描いているため、一本の映画で複数の感情を味わえる、濃密で満足感のある作品となっている。

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