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キアヌ・リーブス59歳、「常に死について考えている」

  • 2024.8.22
Keanu Reeves of Dogstar performs in concert during Primavera Sound Festival on May 31, 2024 in Barcelona, Spain.

キアヌ・リーブスにとって、死は身近な存在だという。「僕は59歳ですから、死について常に考えています」と「BBCニュース」のインタビューで語り、こう続ける。「深刻ではありませんが、普段している呼吸や人との出会いに対して、感謝の念を抱けたらいいと思います」。キアヌは、『プライベート・アイダホ』(1991)で共演した親友リヴァー・フェニックスを薬物によるオーバードースで亡くし、また自分の子どもの死産、そしてその母親である恋人の死を経験している。

そんな彼は、イギリスのSF作家チャイナ・ミエヴィルとの共同執筆した自身初の小説『The Book of Elsewhere』を7月23日(現地時間)に発売。すでにNetflixで実写映画化とアニメシリーズ化が決まっているコミックシリーズ『BRZRKR』に基にした本作は、死を望む不滅の戦士の物語が綴られる。『BRZRKR』の主人公「B」は、長い黒髪でキアヌと身体的に似ており、私生活で困難に直面していることから、ファンの間ではキアヌとの類似点も指摘される。その一方で、同作はバイオレンスにあふれており、温厚で知られるキアヌとはかけ離れた物語でもある。

完全なるファンタジー世界を作り上げることは、現実逃避なのかと指摘されると、「別世界を創造するというファンタジーは、究極的には一種の慰めをもたらすことなのかもしれません」と認める。「クリエイティブな行為とは、本を正せば痛みからくるものです」と続け、こう語っている。「ものづくりは偉大です。僕は作り、シェアするだけ。皆さんに僕らが作った物語を気に入ってもらえたらうれしく思います」

Text: Tae Terai

Photo_ The LIFE Picture Collection via Getty Images
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