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【京都五山送り火2024】夏の清水寺も魅力たっぷり 千日詣り/五山送り火/夜間特別拝観/南部鉄器の風鈴

  • 2024.8.22

毎年8月16日に行われる夏の風物詩「五山送り火」。今回は清水寺で見送りました。清水寺では、千日詣りやライトアップ(夜間特別拝観)、南部鉄器の風鈴も飾られていて、見所が多かったです。

五山送り火を清水寺から

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京都を代表する寺院、世界遺産 清水寺。778年、延鎮上人によって開山され、798年に坂上田村麻呂によって創建されたと伝わります。
今回は、千日詣りと五山送り火を見送りに清水寺へやって来ました。

優しい音色に癒される南部鉄器の風鈴

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清水寺夏の風物詩となった南部鉄器の風鈴です。開山堂付近と本堂への回廊に、約500個の風鈴が飾られています。鉄器製の風鈴は、ガラス製とは違った高い音がして、その音色に癒されます。
個人的には毎年見に来たかったんですが、暑くて来れず、やっと聞けたこの風鈴の音色に、嬉しい気持ちで一杯でした。

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南部鉄器の風鈴は岩手県の伝統工芸品で、清水寺を創建された坂上田村麻呂とアテルイの友情にちなんで、この風鈴を飾るようになったそうです。
風鈴は主に岩手県出身者で構成する「京都清水寺で南部風鈴を愛でる会」が提供されているそうです。
時代を超えて、友情が形を変えて続いているようで、感銘を受けました。

千日詣り

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清水寺の千日詣りは、8月9~16日の間、参詣する事が出来ます。千日詣りとは、一日の参詣が千日分の功徳に相当すると伝わります。

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期間中は、本堂の内々陣の特別拝観が行われています。内々陣は、薄暗く荘厳な雰囲気の中、ご本尊御前立の千手観音や、毘沙門天や不動明王、二十八部衆など、数々の仏様にお参りする事が出来ます。

わずか三日間の開催!夏の夜間特別拝観

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千日詣り期間中の8月14~16日に、夏の夜間特別拝観が行われています。(6:00~21:30、21時受付終了)わずか3日間だけの貴重な機会でした。
五山送り火の日の参拝なので、慈悲の光は現れないかな?と思っていましたが、19:45頃まで見る事が出来ました。慈悲の光は、観音様の慈悲を表しているそうです。

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ライトアップされた西門と祥雲青龍です。荘厳な西門、朱色がより華やかに見えます。
祥雲青龍は、平成27年に建立されました。重要文化財の西門、現在の建物は1633年に再建されたものです。西門越しに見る西山の夕日は、大変素晴らしく、一見の価値があると思います。

五山送り火

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京都に夏の終わりを告げる、「京都五山送り火」。画像は清水寺から見る左大文字です。
8月16日、お盆に帰ってきた先祖の霊を送り出し、無病息災を祈る京都夏の風物詩で、京都市登録無形民俗文化財登録されています。
五山とは、東山の「大文字」、松ヶ崎の「妙法」、西賀茂の「船形」、大北山の「左大文字」、嵯峨仙翁寺山の「鳥居形」に火が灯ります。

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清水寺では、かなり小さ目ですが、左大文字と鳥居形を見送らせていただきました。20:15頃、仁王門越し左手に、左大文字の火が灯りました。
仁王門付近からは、船形が見えるようですが、また次回チャンスがあれば見送りたいと思います。

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20:20頃、鳥居形に火が灯りました。仁王門よりかなり西側に望むことが出来ます。鳥居形の火床数は108基、大きさは、縦76m、横72mだそうです。起源には諸説あり、現在もはっきりは分かっていない様ですが、鳥居の形から愛宕神社との関係も考えられています。

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西門付近より見た、送り火です。分かりづらいので、文字を入れてみました。かなり遠いからか?思っていた程混雑することなく見送れました。涼しい風と共に、海外からの観光客の方々に囲まれながらでしたが、火が灯った瞬間、歓声が上がり、鐘が鳴り響いたり…寺院で見送るのも中々良かったです。

今年も無事に開催された事を嬉しく思うとともに、ご尽力された保存会と関係者の皆様には心より感謝したいと思います。来年も開催されるように願いたいと思います。

スポット情報

名称:音羽山清水寺
所在地:京都市東山区清水1丁目294
電話番号:075-551-1234
関連ページ:https://www.kiyomizudera.or.jp/

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