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百人一首の歌人の約三分の一は“藤原”。藤原氏全盛の影に隠れた他の氏族の恋と人生/新版 超訳百人一首 うた恋い。4⑭

  • 2024.8.22

『新版 超訳百人一首 うた恋い。4』(杉田圭:漫画、渡部泰明:監修/KADOKAWA)第14回【全16回】在原業平、紫式部、藤原定家――。古の人々により紡がれた31文字の和歌。そこには、遥か昔の世界で起きたドラマチックな恋愛劇を表したものも少なくありません。紫式部を主人公に描く大河ドラマ「光る君へ」でも数々の和歌が物語に彩りを添えています。その美しい言葉の中に込められた先人たちの喜びや悲しみとは? 百人一首の和歌から歌人たちの恋と人生をひもとく名作『超訳百人一首 うた恋い。』(1~4巻)を、好評につき再掲載でお届けします。雅な世界観で繰り広げられる先代たちの恋模様をご堪能ください。

百人一首事始

藤原定家(ふじわらのていか/さだいえ) 歌人。『百人一首』の撰者。歌道では名声を得たが、強情な性格で出世には苦労し、波乱万丈な人生を歩んだ。56年間書き続けられた日記『明月記』も有名。83番の作者藤原俊成の息子。

宇都宮頼綱(うつのみやよりつな) 鎌倉幕府の武将だったが、出家。歌人としてもたいへん優れていた。定家とは親戚でもあり、親交が深かった。

プロローグ

阿古久曾(あこくそ) 子供時代を過ごした内教坊での紀貫之の愛称。あこくそ=あこちゃんの意とも。内教坊は女性による歌や踊りを教習させた場所。貫之の母が内教坊の妓女(女舞を舞う女性)だったといわれている。

椿(つばき) 内教坊の妓女のひとり。

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