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「洗濯物の塚」できてない?「洗濯物をたたむ」を 1カ月間やめてみたら、ものすごく快適だった【家事の手抜き実験】

  • 2024.8.29

もう二度とたたむ生活には戻れない⁉

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Cavan Images

いつも仕事に家事に追われがちな日々を送っているのが悩みのエディターKANNA。目指すは「いかに効率良く無駄を省くか」 と「一石二鳥」な暮らし。そんなKANNAが今回見直したのは、洗濯物の片づけ方。「一度やったらもう戻れない!」とまで言うその方法とは? 詳細をレポート。

Daniel Grill

洗濯ものをたたむのがイヤ......

元来ズボラなKANNA。洗濯機に放り込んだらなんとか干すことはすれど、取り込んでからたたむのが面倒で、ついそのまま山積みに......なんてことがしょっちゅう。

見て見ぬふりをしていたけれど、取り込んだ山から着る服を探すのは効率が悪いし、せっかく洗ったのにシワになってしまったり。第一、散らかった部屋は落ち着かない。

デメリットばかりとわかっているけど、たたむのはやっぱり面倒……。

AzmanL

たたむのにかかる時間はどのくらい?

さて、洗濯物をたたむのにかかる時間はどのくらいか、計ったことはあるだろうか?

KANNAが実際にヨーイドン!で計ってみたところ、取り込んでたたみ終わるまで、1回の洗濯の量ではだいたい5分~10分くらいだった。

たたみ終わってからクローゼットなどの収納場所にしまい終わる所要時間は、約5分。

数日にわたり何回か計ってみたが、KANNAの場合、取り込んでから収納完了までだいたい10~15分以内ということが分かった。

Jamie Grill

たった10分の家事ができない......

実際に計ってみると、かかる時間は予想していたよりも短かった。たった10分なら、「えいやっ!」と気合いで終わらせれば、目障りな洗濯ものの山は消え失せ、心の平和が訪れるのだ。

「10分だけ頑張ろう」自らをそう励まして洗濯ものをたたむ日もあったが、そんな小さな家事ですら面倒な日も多かった。そんなとき、悩みを解決する記事を『Women's Health』で発見!

この記事を読んで感化されたKANNA。「洗濯ものをたたむのが嫌ならば、たたまなければいいじゃない!」と開眼し、すぐさまチェレンジすることに。

Akiko Ito / EyeEm

なるべく「干せば完了」を目指す

今まではハンガーに干し、乾いたらハンガーから外してたたみ、引き出しに収納するという手順を踏んでいたTシャツ類。

乾いてもハンガーにかけたまま、クローゼットに直行して収納すれば解決するという。

今までは「Tシャツはたたんだほうが収納スペースも縮小できるし、シワになりにくいからシャツ以外はハンガーにかけておく必要はない」と考えていたけれど、思いきってトライしてみたら、まあこれが楽なこと!

Glasshouse Images

靴下は両足セットにしなきゃ......?

靴下は、今までは左右セットして2つ折りまたは3つ折りにし、引き出し内に「立てる収納」をして並べていた。

引き出しを開けるだけでサッと選べるし、片方を探すこともないからこれが最善策と思っていたけれど、思いきってこれもヤメ!

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gloriasalgado

引き出しに投げ入れるだけに

乾いて取り込んだら、左右セットにもしないで、クローゼットの引き出しに投げ入れるだけに変更。

「でも、両足セットにしないと履くときにペアを探す手間がかかってかえって面倒では?」と思っていたので、この方法は勇気がいった。

けれど、支障は.......皆無!

引き出し内でペアを捜索することはなく、たいていすぐに見つかった。浅いカゴならなお探しやすい。

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Justin Hoffmann Photography

下着類もたたむのを中止!

これまでブラジャーは形を整えて引き出しにゆったりと収納していた。ショーツは左右を折り込んで丸め、可愛らしさを意識して、カラーごとに並べていた。家族のトランクスも4つ折りにして引き出しに立て、取り出しやすいよう配慮して収納していた。それらもすべて、ヤメ!

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Anke Wittkowski / EyeEm

すべて引き出しやカゴに入れるだけ!

ブラやショーツ、タンクトップも、たたむのをやめて引き出しやかごにポイッと入れるだけに変更。

「引き出しの中に下着がきれいに並んでいたら、その日の気分で選べるし、女子力が上がりそう」と思ってたたんでいたけれど、

そもそも面倒で干しっぱなしになっていたり、ソファに山積みになっていたりするくらいなら、引き出しに収まっていたほうがずっと女子力が高い。

「目当てのものを選べるか問題」は、こちらもすぐに見つかり、探すことはほぼないことが分かった。

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MakiEni's photo

タオルは折る回数を極力減らす

タオルもたたまずにカゴ収納でいいと思うけれど、サニタリースペースには残念ながらカゴの置き場がなかった。

そこでタオルは仕方なくたたむけれど、折る回数を減らすように改善。

今まで3回折りたたんでいたが、2回のみに変更。

え、それだけの差?と思うかもしれないが、たった1回の違いでも、何枚もあると結構手間が変わってくることを実感している。

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GoodLifeStudio

たたむのをやめた変化① しまう時間が1/3に!

さて、たたむのを極力やめた結果、洗濯ものの収納にかかる時間はどのくらい変わったか。

ちゃんとタイマーをセットして計ってみた。

数日にわたり何度か繰り返し計ってみた結果、アベレージは4分程度!

ハンガーにかかったものはそのままクローゼットに移動するだけ、靴下や下着類は引き出しに投げ込むだけ、タオルは最低限折ってサニタリーに置くだけ。

洗濯ものの大半を占めるメインどころをたたむ手間が減ったら、10分~15分かかっていたものが、3~5分以内で完了するようになった。

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Nina Vartanava / EyeEm

たたむのをやめた変化② 部屋がキレイになった!

洗濯ものが干されたままのリビングは、生活感丸出しでとてもゲストを呼べないし、インテリアも台無しになる。

かといって取り込んでたたまずに置けば、しわになるし、ソファを占領したりして目障りだった。

洗濯ものがない部屋は片づいた印象で、居心地が格段にアップ。サッと掃除をする気にもなり、いいことづくめ!

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moodboard

たたむのをやめた変化③ 気持ちが楽に!

今までは、たたむのに10分かかると思うと面倒だったが、数分で終わると思うと「じゃあやろう」という気持ちになった。

そして、たたまずに収納するだけなので労力がかからない。とても楽な作業なのに、終わらせたあとのタスク達成感は大きく、部屋も快適になるご褒美付き。

脳が「やらなきゃ」から「やりたい」と感じるようになったことで、苦痛だった家事が爽快な作業に変わった。

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PeopleImages

結論:洗濯ものはたたまなくてよかった!

洗濯ものをたたむのをやめてから1ヵ月、デメリットを上げるとするなら、ハンガーがたくさん必要になったことと、クローゼット内のハンガーを掛けるスペースがやや窮屈になったこと。

でも、この2つのデメリットを考えても、たたまないメリットのほうが格段に勝る。

ただ個人的に思うのは、収納法は、正解はなく、その人に合ったものが正解だということ。「靴下はペアでたたむのが好き」なら、それがその人の正解だろう。

「こうすべき」と決めつけていた固定観念を取り払って新しい方法にトライしたことで、意外な発見があった。

今後また洗濯物を畳みたくなるフェーズが来るかもしれない。トライ&エラーを繰り返し、その時の自分に最適な方法を取り入れて暮らしていきたいと思う経験だった。


Kanna Konishiウィメンズヘルス・副編集長

編集者として多くのメディアに携わったのち現職。健康オタク歴20年、趣味は"毒出し"で、体と心と部屋を効率よく整え、環境にもいい健康法を探るのがライフワーク。チアリーダー経験あり、勝手に人を応援しがち。仕事では「心から推せるものしか紹介したくない!」と目を血走らせ、常に情熱大陸に上陸中。

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