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本当に“今”の自分に合っている? 健康食トレンドの過信に要注意

  • 2024.8.22
出典:シティリビングWeb

本当に“今”の自分に合っている?

健康食トレンドの過信に要注意

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今の自分の体が欲しているものに向き合ってみよう ※写真はイメージ

「暑すぎますね」という言葉が挨拶のように飛び交う今年、8月の終わりになっても熱中症予防や夏バテ対策が必要とされる毎日が続いています。それに加えて心配なのが、知らず知らずのうちにじんわりたまってくる夏の疲れやダメージ。やる気が起こらない、食欲がない、眠れないなどの悩みを感じている方は少なくないでしょう。これらの問題を少しでも普段の食事でケアできたら…。

まずは注意すべき栄養素の話から。夏のダイエットを目指して極端な糖質オフをしながら、タンパク質食材をたくさん摂取している方はいませんか? ここ数年の健康食トレンドにもなっている“タンパク質多めの食生活=タン活”です。これは過剰になると腸内環境に悪影響を及ぼし、内臓疲労や慢性炎症の原因になることがわかっています。また、デトックスのイメージが強い“食物繊維”も、胃腸に負担をかけやすく体調が落ち気味なときには控えめにするほうが良いとされています。

疲れを感じたときには、温かく口当たりのよい食べ物や飲み物、消化の良い料理がいいでしょう。オススメは、白米で作るお粥、煮込みうどん、スープなど。肉よりも卵や豆腐。サラダは生野菜より温野菜を。洋菓子より和菓子を。ビタミンやミネラルの効果を期待してジュースを選ぶなら、食物繊維が豊富なスムージーではなく、食材本来の酵素や栄養素が摂取できるコールドプレスジュースのほうが良し。自分の好きなメニューを味わうことも、心に確かな癒やしを届けてくれるはずです。

出典:シティリビングWeb

教えてくれたのは…スギ アカツキさん

食文化研究家。長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業。基礎医学や栄養学などを幅広く学ぶ。独自の食研究が注目されメディアを中心に活躍

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