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チェルシー、2年の補強費が2100億円を超える…前オーナー時代の19年で支出した額の「半分以上」に到達

  • 2024.8.22
チェルシー、2年の補強費が2100億円を超える…前オーナー時代の19年で支出した額の「半分以上」に到達
チェルシー、2年の補強費が2100億円を超える…前オーナー時代の19年で支出した額の「半分以上」に到達

Text by 石井彰(編集部)

2022年5月に現オーナーのトッド・ボーリー氏が就任したチェルシー。それ以来の2年3ヶ月で36名の選手を完全移籍で獲得してきた。

21日にはアトレティコ・マドリーからかつて所属していたジョアン・フェリックスを完全移籍で獲得しており、その取引額は3600万ポンド(およそ67.7億円)から4260万ポンド(およそ80.1億円)になったとメディアで伝えられている。

またジョアン・フェリックスをはじめとした多くの選手がかなりの長期契約を結んでおり、先日契約を更新したコール・パーマーに至っては2033年までの9年間が約束されている。

『The SUN』によれば、トッド・ボーリー氏がオーナーになってからの2年3ヶ月でチェルシーが支払ってきた移籍金はおよそ11億5000万ポンド(およそ2161.1億円)に至っているとのこと。

その中でも最も高額だったのはブライトンから獲得されたコロンビア代表MFモイゼス・カイセドで、彼に対してはおよそ1億1500万ポンド(およそ216.1億円)が費やされている。

トッド・ボーリー氏がオーナーになる前にクラブを所有していたロマン・アブラモヴィッチ氏は19年間でチェルシーを強豪にするために多くの投資を行ってきた。

しかしその19年間で補強に投じられていた額はおよそ19億9000万ポンド(およそ3739.6億円)であったという。

なお売却で得た総額は8億6000万ポンド(およそ1616.1億円)で、差し引きの損失額は13億3000万ポンド(およそ2499.3億円)となっているという。

つまり、トッド・ボーリー氏がオーナーになってからの2年3ヶ月で、19年に及んだアブラモヴィッチ政権下での総補強費の半分以上を費やしているということに…。

もちろん時代が違うため移籍金の額を単純に比較することはできないものの、この2年間でチェルシーが行ってきた取引の強烈さが見て取れる数字となっている。

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