1. トップ
  2. 恋愛
  3. マチアプでなければ成立しなかった出会い。この時代に生まれて感謝

マチアプでなければ成立しなかった出会い。この時代に生まれて感謝

  • 2024.8.22

コロナをきっかけにマッチングアプリに全力で取り組み、半年間で24人とデートして、そろそろさすがに疲れたしアプリはお休みしようかなと思ってた時に出会った25人目の人と付き合い出した。

その人が、私の今のパートナーで、間も無く結婚1周年を迎えようとしている。

正直、アプリでマッチした時のパートナーの第一印象は良くなかった。
そもそも出会ったアプリがTinderという、遊び目的の男子が半数以上で有名なアプリだったのでそりゃ期待はできない(よね)。

彼との出会いを聞かれてTinderと答えると、大体「え?嘘!Tinderでも結婚できるんだ!」と反応される。わかるよ、私もまさかTinderで結婚相手が見つかると思ってなかった。

◎ ◎

次に、彼はマッチ後、メッセージを始めてすぐに「LINE教えてください」とメッセージしてきた。

マッチングアプリを長くやっている人なら分かってくれると思うけど、LINE交換してしまうと誰が誰かわからなくなるから極力やりたくない。せめて会ったことのある人だけにしたい。てかマッチしてすぐにLINE聞くのってちょっとRED FLAG (危険信号)よ。
そんなこんなでLINE交換を断ったら、「じゃ、とりあえず会いません?」とメッセージが来た。あ〜これは信用できない。これはもう要注意人物だ。多分(というか絶対)ヤリ目だ。

と思いながらも、Tinderをその時点で6年使っていた私にはある程度の危険人物と大丈夫な人物を見分ける感覚みたいなものが身についていて、この人はヤリ目要素が強そうなものの、多分大丈夫だろうという謎の自信があった。

会う日時も会う場所も全て私に合わせてくれるのは結構好印象だったし、顔もタイプだったので、とりあえず会ってみることにした。

◎ ◎

当日、お店の予約や下調べもしてくれないタイプの人であることがわかり(マッチングアプリで出会うと大体男性がお店の予約をしてくれることが多い)、さらにあちらが遅刻してくるという割とテンションが下がる要素がダブルでぶちこまれた。

まあ私に場所を合わせてくれたし、この場所はどちらかというと私のホームだしなと自分を納得させながら、彼にお店をその場でいくつか提案し、なんとか入れるお店を確保。

ご飯中、盛り上がったかと言われたら微妙だったものの、Tinder男子には珍しく、すぐに働いている会社名を隠すことなく教えてくれるなど、ヤリ目っぽくない要素がチラホラ。

そしてコロナ禍だったので、22時に閉まるお店が多く、そのまま1軒目でお開きにする流れに。まあもう会うことないだろうな〜と思ったら意外にも別れる直前にLINEを聞かれ(こうやってご飯にも行ったことだしLINEは教えてもいいかと教えた)、家に着く頃にはまたご飯行きましょうとLINEが届いてびっくり。

まあ形だけのLINEだろうと思って適当に返信したら、「来週だったらいつがいいですか?」と具体的に予定を聞かれ、「???私の何が刺さったのだろう???そんな楽しんでなかったよね?!」と思いながらも、2回目の予定を決めた。

◎ ◎

そんな感じで始まった出会いだったので、付き合った時は3ヶ月くらいで別れるだろうと思ったけれど、気づいたら1年が過ぎ、2年記念日を迎える直前に「結婚したい」と言われ、なんだかんだでゴールイン(結婚)。

5年前くらいの私が聞いたら27歳で結婚するなんて信じないと思うし、私も30過ぎても独身の未来を想定していたので、仲間内で一番にゴールインしてしまったことには戸惑いも多く、本当に人生って何が起こるかわからないものだなと思っている最近。
海外経験があって週末はずっと外で過ごしているタイプの自由人な私が、海外経験はなく週末は家から全く出ないという正反対な彼と出会うことができたのはどう考えてもマッチングアプリのおかげだ。

◎ ◎

ちなみに我が家はその1年前に、姉もマッチングアプリで出会った人と結婚していたので、アプリで出会った人と結婚することに対しては全く反対されなかった。むしろ結婚する気がないことを私はずっと全面に両親に出していたので、結婚すると伝えたら結構喜ばれた。やっぱり親としては娘が結婚って嬉しいもんなのだなと思った。

あと両親にパートナーを紹介した際、「Karenはすごくわがままでとっても大変だと思うけど本当に大丈夫ですか?」と父が私よりもパートナーのことを心配していたのが忘れられない(笑)。「まあ離婚したくなったらその時はその時だから〜大丈夫!私1人でも生きていけるだけ稼いでるし!」と思わず私が後日フォローした(笑)。
パートナーの実家も、ありがたいことに、そんなに干渉するタイプではなく、すんなり結婚を了承してくれた。あくまでも子どものことは子どもたちの好きなように、というスタンスでいてくれた両親とパートナーの両親には感謝しかない。

◎ ◎

さて、3人に1人は離婚すると言われている今の世の中。結婚してみないとわからないからな〜と深く考えず軽々しく結婚してしまったのも事実だ。正直、私もいつか離婚する可能性は高いと思っているが(離婚することがあるとしたらきっと100%自由人な私のせいだろう)、それもまたそれ。今が幸せで、今が楽しかったらそれでいい。

もし離婚するってなった時に自分もパートナーも困らないように、そして両親や周りに迷惑をかけない程度にそれぞれが個々に稼いでいればそれでいい(はず)。

まだまだ模索中の結婚生活・既婚者ライフだけれど、マッチングアプリ(Tinder)がある時代に生まれたこと、そしていろんな偶然とタイミングが重なってパートナーに出会えたことに感謝。

Tinderでも結婚できるよ〜顔がタイプっていうのもきっかけとしてはありだよ〜ってことをここで言わせて!!!

■Karenのプロフィール
日本の中高を卒業後アメリカの大学に進学。現在は日本で働く社会人2年生。たまにライター。日本がもっといろんな人にとって住みやすい国になったらいいなって思ってます。

元記事で読む
の記事をもっとみる