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「トレンドが私に追いついた!」 ボーホーシックなサンダル一足で毎夏を過ごすエディターのシューズ事情

  • 2024.8.21

この夏、いや過去3年間の夏を、私はほぼ毎日クロッグサンダルを履いて過ごしてきた。私にとっては暖かい季節の定番シューズであり、犬の散歩や目的地まで急いで移動する必要がない限りは、エンシェント グリーク サンダルズANCIENT GREEK SANDALS)のクロッグを履く。イギリス人女性の靴の平均所有数が30から35足だという中で、何年も同じ一足で夏を乗り越えている私は、さぞ珍しいのだろう。

2022年8月。エンシェント グリーク サンダルズのクロッグを履いた筆者のエミリー。
2022年8月。エンシェント グリーク サンダルズのクロッグを履いた筆者のエミリー。

今愛用しているクロッグは、2022年の夏に買ったものだ。当時、ほかでもない『VOGUE』がクロッグを「ビルケンシュトックBIRKENSTOCK)に代わる新定番サマーシューズ」と謳っていて、私はロックダウン解除後にオフィスに履いていけるくらいスマートで、デニムなどでカジュアルダウンできる靴を探していた。

フラットシューズが似合わない身長160cmの私にとって、木製のチャンキーなプラットフォームが歩きやすさを実現するクロッグサンダルは、色んな意味で理想的な夏のシューズだった。唯一の難関は階段で、脱げないようにつま先でしがみつく必要があるが。(ストラップ付きのスタイルもあるにはあるが、私の足首にはきつすぎた)

クロエ 2024-25年秋冬コレクションより。
Chloé : Runway - Paris Fashion Week - Womenswear Fall/Winter 2024-2025クロエ 2024-25年秋冬コレクションより。
クロエ 2024-25年秋冬コレクションより。
Chloé : Runway - Paris Fashion Week - Womenswear Fall/Winter 2024-2025クロエ 2024-25年秋冬コレクションより。
クロエ 2024-25年秋冬コレクションより。
Chloé : Runway - Paris Fashion Week - Womenswear Fall/Winter 2024-2025クロエ 2024-25年秋冬コレクションより。
クロエ 2024-25年秋冬コレクションより。
Chloé : Runway - Paris Fashion Week - Womenswear Fall/Winter 2024-2025クロエ 2024-25年秋冬コレクションより。
クロエ 2024-25年秋冬コレクションより。
Chloé : Runway - Paris Fashion Week - Womenswear Fall/Winter 2024-2025クロエ 2024-25年秋冬コレクションより。

クロエ(CHLOÉ)の新クリエイティブ・ディレクター、シェミナ・カマリによるデビューコレクションのおかげで、クロッグサンダルは今なお旬が続いている。ここ数カ月だけでもシエナ・ミラーリリー・コリンズなどがメゾンの「ジャネット」スタイルをコーデに取り入れていて、サラ・ジェシカ・パーカーも、今年の春、クロッグシューズを履いているところをキャッチされた。この3年間でソールを2回も張り替えた一足を愛用し続けている私からすると、トレンドが継続しているのはうれしい。

2023年8月。
2023年8月。
2024年8月。毎年この時期になると大活躍するクロッグサンダル。
2024年8月。毎年この時期になると大活躍するクロッグサンダル。

個人的にはサマードレスと合わせるのがお決まりだ。『VOGUE BUSINESS』のサステナビリティ・エディターを務めている同僚のベラ・ウェブが「後ろ姿でもエミリーだとわかる」と冗談混じりに言うくらい、ドレスとクロッグサンダルは私のシグネチャールックとなっている。別の同僚エディターに「ヨーロッパの田舎のメイド感がある」と突っ込まれ少し凹んだのも事実だ。でも、ベラが最近「自分のパーソナルスタイルを強く持ち磨くことは、過剰消費を防ぐのに役立つ」と記事に書き、報われた気がした。サステナビリティの観点からも、日頃から着まわせる定番アイテムを持つことに損はないのだ。

人によっては、特にファッションに携わる人は、同じ靴を頻繁に履いているのを見られるのを恥ずかしく思うかもしれないが、私は自慢になると思っている。結局のところ、夏用と冬用の靴、それにイブニング用のヒールとランニングシューズが一足ずつあれば十分なのではないか。それ以上あっても持て余してしまう気がする。だから私は文字通り、ボロボロになるまで今のクロッグサンダルを履き続けるだろう。

※価格など表示内容は、執筆現在のものです。変更の可能性もありますので、最新の在庫状況や販売価格は、販売ページをご確認ください。

Text: Emily Chan Adaptation: Anzu Kawano

From VOGUE.CO.UK

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