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ちゃんと着けてるけど…《140cm》まではチャイルドシート推奨!子どもの安全を守る“シートベルト”の基準 SNSで「知らなかった…」の声

  • 2024.8.21

シートベルトは“着用”してたのに…

シートベルトを付けてたのに…なぜ?
シートベルトを付けてたのに…なぜ?

2024年8月18日午前、福岡市で起こった路線バスと軽乗用車が正面衝突した事故がきっかけで、軽乗用車に乗っていた5歳と7歳の姉妹が命を落としてしまいました。報道によると、「後ろの2人ともシートベルトはしていた」といいます。しかしシートベルトはしていても「6歳未満に義務づけられているチャイルドシートは着用していなかった」と警察が発表しています。

2008年、後部座席でもシートベルトの着用が義務付けられ、子どもはもちろん大人もシートベルトの着用義務があることついては知っている人は多いでしょう。子どもを車に乗せることがある人は、6歳未満の乳幼児が「チャイルドシート」を着用することも周知されているでしょう。しかし、「身長140cm以下」にチャイルドシート、ジュニアシートの着用が推奨されていることは知らなかった人も多いのではないでしょうか。

JAF(日本自動車連盟)のウェブサイトでは、「チャイルドシートの使用が法律で義務付けられている年齢は、6歳未満の子どもです。では、子どもが6歳になったら、チャイルドシートは使わなくていいのでしょうか?

車のシートベルトが着用できるのは、身長が140cmに達してから。法律ではチャイルドシートを使わなくてもよくても、子どもの年齢が6歳を過ぎて身長140cmに達するまでの間、子どもの安全をどう確保しますか?」と投げかけています。

その答えとして、「それにはチャイルドシートを使うしか方法はありません。車内の安全は、車に乗る人全員がシートベルトかチャイルドシートを必ず使用することで確保できます」とし、空白の期間ともいえる「6歳から140cmに身長が達するまで」の期間にチャイルドシートを着用することを推奨しています。

サイト内では、116cmの子どもの画像を例に、身長が140cm未満でシートベルトをした場合「肩ベルトが首にかかっています。腰ベルトも柔らかいおなかの位置に上がっています。この状態で大きな衝撃を受けると、首や内臓を損傷する危険があります」と説明しています。

SNSでは、「事件を見て改めてJAFのサイトを調べたら、身長140cmまでは本来チャイルドシートをしないと事故で腹部と首が締まるって…知らなかった……」という投稿に対し、「140cm未満の小さい子にはシートベルトだけでは危険で、チャイルドシートが必要だったんだ」「5歳ぐらいからはシートベルトで大丈夫だと思っちゃうよなぁ」「140cmまでは必ずチャイルドシートを付けよう」というコメントが寄せられていました。

今回の「知らなかった」とする投稿には4.9万いいねがついており、いつから大人と同じシートベルトを着用させてよいかの明確な基準が浸透してなかったことを裏付けています。

3~4歳で「チャイルドシート」から学童用のチャイルドシート「ジュニアシート」に切り替える人も多いと思います。大人の体格に達するまでは、子どもの成長に合わせたシートが必要なのです。対象について、体重や身長が目安となっていますが、「身長というより座高が大事になってくるのでは」などの指摘も寄せられています。

「シートベルトをしているから」と安心せず、ベルトが首に掛かってないか、おなかにベルトが掛かってないか…成長が著しい子どもだからこそ、大人がこまめに確認し、適切なものをつけてあげなければならないのでしょう。

(LASISA編集部)

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