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乾燥は〈老い〉の始まり?いつまでも若々しくあるために今日から取り入れたいセルフケア

  • 2024.8.21

身体だけじゃない。心も乾燥する?

アーユルヴェーダでは、年齢によって優勢になるドーシャが移り変わっており、年齢を重ねるごとにヴァータが増えると考えられています。ヴァータというのは、風の要素のことです。風のように軽さ、乾燥、冷たさなどの性質を多く持っています。日々の暮らしの中で、ヴァータが過剰になると、乾燥が進み、皮膚の乾燥や髪のパサつき、関節の痛みなどが現れ、これらは、老化の初期症状として考えられています。また、心のソワソワや不安感、落ち着きがない、というのもヴァータが増えることが原因とされています。

感じていることはありませんか?

・皮膚や髪の乾燥

・関節痛がある

・便秘、ガス腹

・生理の周期が不安定

・心が寂しい気持ちになる

・不安感、落ち着きがない

・不眠

これらを感じている人は、ヴァータが乱れていることで、身体も心も乾燥が増している可能性があります。
一時的なものもあるかもしれませんが、年々そう感じるようになってきた、という人は、身体や心の自然な変化のサインです。

乾燥が増えていくと、身体にも心にも違和感や不調を感じやすくなるからこそ、日々のセルフケアを意識して乾燥対策をしていきましょう。

乾燥を予防するアーユルヴェーダセルフケア

①食事療法

ギー
ギー photo by Mami Nagata

温かく、油分を含んだ食事を摂ることで、ヴァータのバランスを整えます。先ほどのチェック項目でどれかに当てはまるものがある人は、身体の内側から乾燥しているサインです。油分は良質な油を意識して、摂り入れていきましょう。
油の中で唯一消化されやすいと言われているギーは、全ての体質の人におすすめです。身体が冷えている人はごま油、熱を持ちやすい人はココナッツオイルやオリーブオイルなどを意識して摂り入れてみてください。

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②オイルうがい

ルーティン
photo by Mami Nagata

アーユルヴェーダには、毎朝におすすめのルーティンがあります。その一つがごま油を使った「オイルうがい」です。ごま油が持つ抗酸化作用がアンチエイジングに良く、肌や筋肉、骨を強くします。そして免疫力が上がり、体力が回復していきます。ごま油は、吸収率が高いとされ、細胞の内側から潤してくれるので、乾燥対策に繋がります。また、デトックス作用もあり、オイルが口腔内や体内の余分な毒素を排出してくれます。

オイルうがいは、続けることで表情筋が鍛えられるので、ハリツヤが出て、ほうれい線のケアにもなり、嬉しいことづくしです。朝に行うことがおすすめとされていますので、朝のルーティンに取り入れてぜひ習慣化してみてください。

【HOW TO】
①太白ごま油大さじ2杯を口に含み、5〜10分間クチュクチュとうがいをする。
②サラサラとしてきたら、ティッシュに吐き出す。
③ぬるま湯でうがいをする。
※オイルは、太白ごま油を100度まで加熱処理したものを使います。一度作れば、保存瓶で保管が可能です。

永田舞美 | 朝ヨガアーユルヴェーダコミュニティ主宰 🌼| 湘南⇄大阪(@mami__nagata)がシェアした投稿

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「若返りの医学」とも言われるアーユルヴェーダでは、ドーシャと年齢に応じたケアを摂り入れていくことで、いつまでも若々しくいられるとされています。その時々の自分自身をありのままに楽しんで過ごしていくことができるのです。
自然な流れに合わせて適切な食事や、ライフスタイルを柔軟に変更していき、いつまでも健康的で若々しい自分自身を導いていきましょう。

永田舞美

ヨガ・アーユルヴェーダ講師金融営業職に没頭する中で、ヨガとアーユルヴェーダに出会う。10代から悩みが絶えず、自律神経の不調だらけの自分が好きになれずにいた時期が長かった。自分の本質を知り、身体と心の心地よさに意識を向けて日々生活するようになってから、本来の自分でイキイキと過ごせていることを実感。この経験から、現代の生活に生きるヨガとアーユルヴェーダを伝え、「本来の自分を取り戻し、心地よく過ごす」ことをテーマに2021年10月に独立。1年間で約200名にアーユルヴェーダを指導。ヨガフェスタ2021への出演や、ヨガモデルとしての実績もある。ヨガ&アーユルヴェーダ朝活コミュニティの運営、アーユルヴェーダ講座、ライフスタイルカウンセリングの他、全国各地でリトリートイベントを企画主催。

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