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醤油しぼり体験やここだけの味見も。「醤遊王国」で楽しめる工場見学

  • 2024.8.21
出典:ぎゅってWeb

創業100周年を迎えた弓削多醤油

埼玉県日高市にある「醤遊王国(しょうゆおうこく)」。ここは、弓削多醤油株式会社が運営する、工場見学を含む醤油体感施設です。

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予約制ではなく、当日受付のガイド付き工場見学が楽しめるほか、ランチやカフェメニューが楽しめるレストラン、ここでしか購入できない限定商品の販売、醤油しぼり体験など、コンパクトながら内容盛りだくさんとなっているんです。

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今回はそんな醤遊王国の見どころやおすすめメニューなども紹介したいと思いますので、よかったら最後までご覧ください。

当日受付OKの工場見学

醤遊王国はのどかな場所にあり、公共交通機関でのアクセスがあまりよくないため、車で行くことをおすすめします。駐車場は施設の前に無料で用意されており、駐車可能台数にも余裕があります。

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工場見学を楽しみたい人は、ガイドツアー開始時刻の5分前までに1階の売店で受付をする必要があります。私が訪問したのは夏休みシーズンの平日でしたが、30分ほど前の到着でも問題なく参加できました。

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1階の売店では種類の異なるおなめ(麦こうじと大豆を使用した発酵食品)が売られており、これがとてもおいしそうでした!スタッフによると定番の人気商品だそうです。

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ほかにも気になる商品がいろいろとあったので、見学前後に買いものを楽しむのもおすすめです。

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ガイドツアーの集合時間までは、展示されている木桶の中に入ってみたり、醤油クロスワードをやったり、醤油しぼり体験をしたり、仕込み蔵を見たりして親子ともに楽しく過ごしました。

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仕込み蔵では、気になる桶をライトアップできたり、蔵内部とつながっている小さな扉から香りを体験できる仕組みが印象的でした。

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なんと木桶職人は現在たったの1人

見学開始時刻に間に合うように集合場所に向かい、ガイドと合流します。外を歩くので暑い日や雨の日は少し大変かもしれませんが、距離や時間としてはそこまで長くはありませんでした。

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最初に案内してもらったのは麴室です。大豆や小麦、こうじ菌を混ぜたものをいれ、温度30℃、湿度100%の環境に3日間入れておくそうです。

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昔から使用している大豆蒸煮缶など、歴史ある機械がたくさんありました。

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映像や実際の原料を使った説明でわかりやすいように工夫してくれていました。

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こちらは水槽(みずふね)と呼ばれる圧搾機です。醤油の圧搾にはいくつか種類があるのですが、そのうちの一つです。

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つづいて、きれいな湧き水を見ながら百年蔵へと案内してもらいます。

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入った瞬間、醤油蔵独特の香りが広がります。弓削多醤油では空調管理などはせず、自然の環境を利用して発酵を行っています。

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桶やタイミングによっては、ポコポコと発酵している様子を見ることもできます。

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また2024年8月現在、木桶職人は小豆島に1人しか残っていないそうで、「木桶職人復活プログラム」などの取り組みについても教えてもらったり、実際に木桶を触ることもできました。

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なんだこの光景は…

そして見学の中で一番おもしろかったのが、こちらの圧搾工程。

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熟したもろみが、三角形のノズルからドボドボと出てきては、職人さんが布を折りたたんで…の繰り返しで、ここからしぼり出されたものが醤油となります。

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興味がある人は、圧搾を終えた絞りカスを味見してみることも可能です。「しょっぱいけどおいしい!」「これが醤油のしぼりカスなのか!」と子どもたちにとっても印象的だったようです。

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最後に自分たちで絞ったしぼりたての醤油の試食をして、工場見学は完了。

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醤油を使ったグルメも満喫

私たちは訪問がお昼どきだったので、そのまま食事もいただいていきました。卵かけごはんやつくね串など、どれもおいしくて胃袋も大満足でした。

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醤油ソフトも甘さとしょっぱさのバランスが絶妙!

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ちなみに木桶をモチーフにした飲食スペースは雰囲気があってステキでした。外の景色を見ながら食事ができるカウンター席や通常のテーブル席もありましたよ。

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コンパクトな施設ではありますが、醤油ができるまでがわかりやすく学べる醤遊王国。「醤遊王国祭」や夏休みスタンプラリーなど定期的にイベントも開催しているので、興味のある人は事前に公式ホームページでチェックしていくのがおすすめです!

施設概要

醤遊王国
〒350-1201 埼玉県日高市田波目804-1
TEL:042-985-8011、0120-417059
営業時間:9:00~17:00
定休日:なし(平日の方が圧搾工程など実際の様子を見学できる可能性が高いです)
予約:なし 当日先着順(開始時刻5分前までに受付)(15名様以上の団体の場合は、2週間前までに要予約)
定員:1回あたり8名
所要時間:約30分
年齢制限:なし(階段の昇り降りが多いです)
参加費:無料

※許可を得て、撮影・掲載しております

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<ぎゅってブロガー/nimo*>

元食品メーカー勤務のフリーライター。7歳と4歳の姉妹の母。趣味は食品工場見学で国内外問わず、200か所以上足を運んでいる。夫の転勤のため、17年11月より台湾高雄にて5年間生活し、現在は千葉県在住。台湾での子育てライフをぎゅってWeb内“台湾あるある子育て絵日記”にて紹介中。

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