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今、最も演技が上手い国宝級イケメンは? 大躍進期待の逸材俳優(4)美しいお顔が激しく歪む…驚異のカメレオンぶり

  • 2024.8.21

日本芸能界に欠かせないイケメン俳優たち。ステージで歌って踊るアイドルも輝いているが、スクリーンの中で真剣に芝居をする俳優もまた違った魅力を放っている。そこで今回は、これから日本映画界を牽引していくであろう20代イケメン俳優をセレクトして、それぞれオススメの1本を厳選して紹介する。第4回。(文・野原まりこ)

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高杉真宙
高杉真宙Getty Images

【注目ポイント】

端正なお顔立ちが魅力の高杉真宙は、小学6年生の頃スカウトされたことをきっかけに芸能界に入る。『仮面ライダー鎧武/ガイム』に出演したことで、その高い演技力が評価され、人気俳優の仲間入りを果たした。

さわやかな笑顔と品のある雰囲気を持つことから、ラブコメではその魅力を遺憾なく発揮しており、絵に描いたようなイケメンの口から放たれる胸きゅんワードの虜になった人も少なくないのではないか。

だが、何もそれだけが高杉の魅力ではない。彼はこれまでに優男然としたルックスからは想像もできない、とんでもない役もこなしているから驚きだ。

役所広司主演の映画『渇き。』では、金髪に顔中ピアスまみれの不良を演じ、濃厚なキスシーンや半殺しにされて血まみれになった醜い姿も晒している。口からドロドロの赤黒い血を溢れさせ、切り裂かれた腹から飛び出る内臓を踏みつけられて悶える姿は、痛々しいことこの上ない。

さらに、東京に行って連絡が取れなくなった友達“肉便器”を探しに行く、内気な若者2人の青春を描いた映画『ぼんとリンちゃん』ではオタク男子を好演。演技の振り幅の広さを世間に知らしめた。

洗練された見た目からは想像できない雑多な魅力を持つ役者だ。最も注目すべき若手俳優の1人と言えるだろう。

●高杉真宙の演技を堪能するためのお勧めの一本

『映画 賭ケグルイ』(2019)

これまで数々の作品で主演を演じてきた高杉真宙だが、真にその魅力が発揮されるのはむしろ脇役での芝居ではなかろうか。

本作は、月間漫画雑誌『月刊ガンガンJOKER』で連載中の河本ほむら原作、尚村透作画による同名漫画が原作となっている。

高杉は、ヒットしたドラマシリーズに続き、浜辺美波演じる主人公・蛇喰夢子の隣で、いわば解説役のような立ち位置のキャラクター・鈴井涼太を演じる。

鈴井は夢子に振り回される役所ではあるものの、熱を帯びるシーンになれば、目を剥き大声を張り上げ、顔が崩れるのも厭わない。ギャンブルに興じて悦に入る表情もイキイキとしており、本能をむき出しにした下品な表情を見せる。

主人公のお株を奪うかのような高杉の熱演が堪能できる本作は、ファン必見の作品となっている。

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