【冷凍肉の解凍方法】敵は“ドリップ”！お肉を美味しく解凍する3つの方法

冷凍肉をおいしく解凍する方法は？

買いだめしておいた冷凍肉を調理すると、「いつもよりもなんかおいしくない……」と感じるときはありませんか？今回は、冷凍肉を美味しく効率よく解凍する方法をチェックしていきます。

気を付けたいのは「ドリップ」と「温度」

お肉を解凍する際に意識したいのが「ドリップ」。ドリップとは解凍時にお肉から出てくる水分のことで、たんぱく質やうまみ成分が含まれています。ドリップを放置すると細菌の繁殖や臭みにつながるため、ドリップを出さない・放置しないことが重要です。

ドリップは早く解凍するほど多く出ます。ドリップをなるべく出さず、品質を下げないよう解凍するには、低温で時間をかけて解凍する方法が有効。最も簡単なのは、前日の夜や当日の朝に、冷凍肉を冷蔵庫にうつしておく方法です。使う直前に取りだし、ドリップを拭き取れば臭みが残ることはありません。

しかし日々の家事に追われていると、お肉の解凍を忘れてしまうことや、献立を変更したいというときもあるでしょう。そういった際におすすめなのは、冷凍肉を保存袋に入れたまま流水につける方法です。流水で解凍する方法であれば、100g程度のお肉なら5～7分程度で解凍が完了。ぬるま湯だともう少し早く解凍できますが、その分ドリップの量も増えてしまうので注意しましょう。

流水解凍以外なら、アルミの鍋やフライパンの底でお肉を挟んで解凍する方法も。鍋をひっくり返してお肉をおき、その上に水を入れた鍋をおけば熱伝導の力で解凍できます。レンジのように温まりすぎず、常温で解凍をストップしてくれるため、かなり便利な解凍方法です。

便利グッズも話題に

最近SNSで話題になっているのが「解凍プレート」。アルミニウムなどの熱伝導率の高い素材を使っているため、プレートの上に凍った食材を置いておくだけで、普通よりも早く解凍できるという優れモノ。水や電気を使うことのないエコアイテムとしても注目が集まっています。食材によっては自然解凍の半分の時間で解凍できますが、電子レンジを使用した解凍などと比較すると時間はかかります。ニトリなどから出ているほか、スリーコインズなどでも手に入るので、気になる人はいろいろチェックしてみてもいいかもしれません。

冷凍肉は忙しい家庭に欠かせないもの。ドリップに気をつけて、美味しいお肉料理を楽しみましょうね！

（LASISA編集部）