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自主退学になっていた元彼。手術費用も工面し、反省したかと思いきや…|娘の彼氏を認めない

  • 2024.8.20

このお話は、高校1年生のサオリが予期せず妊娠し、親の思いや性行為の責任の重さを考えながら結論を出すお話です。元彼・ユウキから食事に誘われたものの、キッパリ断るサオリ。自主退学することになったユウキには、たくさんの人に愛されるサオリがうらやましく感じられたようです。少ないながらも手術費を差し出し、反省した様子のユウキでしたが…。もっち(@mocchi_kakei)さんによる『娘の彼氏を認めない』第55話をごらんください。※この連載には妊娠中絶にまつわる表現が含まれます

妊娠や中絶のつらさを全てサオリに背負わせておきながら、全て終わった今になってヨリを戻そうとするユウキ。あまりに自分勝手すぎる言い分に、心からの反省を感じることはできません。

とはいえ、ユウキが家庭環境に恵まれず、心がすさんでしまったことも事実です。ユウキの心に寄り添い、きちんとしかってくれる大人が1人でもいれば、また違った結末もあったのでしょうか…。

望まない妊娠をしないために、正しい性の知識が大切

高校1年生の夏休み明け、同学年のユウキと付き合い始めたサオリ。ユウキを良く思わない母へのいら立ちから、母との衝突が増えていたサオリですが、生理が2か月遅れていることに気がつきます。妊娠検査薬を使ってみると、結果は陽性でした。

産むか産まないかを両家で話し合いますが、無責任な発言を繰り返すユウキ親子。妊娠騒動から時がたつにつれて、サオリは自分がしたことの過ちや責任の重さ、愛情ゆえの親の厳しさに気づくことができました。

未成年での妊娠は、手放しに喜べない場合があります。心身への負担も大きく、人生への影響もとても大きいものです。赤ちゃんが欲しい状況でない性行為は、避妊しなければなりません。10代のカップルも、パートナーときちんと話し合っておく必要がありますね。

また、望まない妊娠をしない・させないために、家庭での性教育も大切です。正しい性の知識を身につけられるよう、妊娠のしくみや性行為の責任について会話ができる親子関係でありたいものですね。

著者:NAKAMA

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