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グルマン温故知新:銀座〈銀座かつかみ弐〉とんかつ世界の広がりと深まりを実感する店

  • 2024.8.20
グルマン温故知新:銀座〈銀座かつかみ弐〉とんかつ世界の広がりと深まりを実感する店

銀座かつかみ弐(銀座)

とんかつ世界の広がりと深まりを実感する店

とんかつコース専門店〈銀座かつかみ〉の2号店が誕生した。カウンターに置かれた「トリセツ」ならぬ「トンセツ」は、とんかつをいかにおいしく食べるか事細かに書かれた指南書である。いわく、切り口を上にして食べる、とか。いや、その前に、まずは揚げたてのとんかつにうっすら浮かぶ肉汁を吸うべし、とか。

ま、別に守らなかったからと叱られるわけではないが、つい試してみたくなる。

ヒレ
ランチの前田美豚と銘柄豚コース5,500円に登場。ラードと白絞油で揚げたのち、ほんのしばし寝かせて半分に切ると、表面にうっすらと肉汁が。それをチュッと吸ってから、まずは一口。そして岩塩で。ふっくらと軟らかな食感。とんかつはロースだろ、と思っていた人はぜひ味わってみてほしい。
ミニメンチカツバーガー
二口三口くらいの小さなバーガー。ぐるっと全体にソースを絡めたメンチカツをブリオッシュで挟んだもの。メンチは挽き肉にソテーしたタマネギと生のタマネギを加えたダブルオニオン仕立て。ディナーコース8,700円の一品。
とんかつ茶漬け
ディナーコースの〆のメニューから。豚肉の中でも脂がおいしい部位を使用。面白いのは、抹茶をカツオだしで、薄茶を点(た)てるように点てたお茶をかけること。抹茶の清涼感で口中がスッキリ。

ランチの前田美豚と銘柄豚コース5,500円は、ヒレから始まり、ロース、肩ロース、内モモと2切れずつ供され、かわいくて丸いメンチカツ1個と続く。

最初に、豚肉のピリ辛山椒煮か、かき氷6種のうち1種を選ぶのだが、迷うこと間違いなし。これにご飯と味噌汁、キャベツと漬物が付くのだから、大満足、大満腹だ。

ほかに、姉妹店〈きた福〉のたらば蟹(がに)コロッケが付くコースなどもあり。予約至難店ゆえ、ランチは特に早めに予約を。

銀座かつかみ弐の料理長の小林さん
かつを揚げつつ、外国人ゲストに解説もこなす小林久展料理長。
銀座かつかみ弐の店内
少し暗めの落ち着いた空間。サービスもてきぱきと気持ちいい。

Information

銀座かつかみ弐

住所:東京都中央区銀座6-8-7 交詢ビル4F
TEL:03-6264-6775
営:昼・11時30分~、13時~の2部制/夜・17時30分~、19時30分~の2部制
休:不定休

東京メトロ銀座駅A1・A2出口から徒歩3分、JR新橋駅銀座口から徒歩7分。2024年4月30日オープン。パン粉は、肉には粗めを、蟹コロッケなど海鮮やメンチには細かめを使用。塩はヒマラヤのピンクソルトを、ランチのソースは野菜やフルーツベースの濃いめと、醬油ベースのさらりとしたものを用意。予約はオンライン(TableCheck)のみ。
生ビール880円、グラスワイン白・赤各1,430円~。ランチコース5,500円~、ディナーコース8,700円~。カウンター14席。

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