テイラー・スウィフト、ファンのスタンディングオベーションに感謝「この瞬間を何度も追体験する」

オーストリア・ウィーンで予定していたジ・エラズ・ツアーでテロ行為が計画されていたことが発覚し、公演中止を余儀なくされたテイラー・スウィフト。事件後初となったロンドン公演2日目のステージで、「Champagne Problems」をパフォーマンス後、ファンからスタンディングオベーションを受け、こう語った。「両親がきっと、この瞬間をスマートフォンで撮影していると思う。だから、悲しかったり辛かったりする日はいつでも、心の中で思い返すだけじゃなく、この瞬間を何度でも追体験できる……みんな、本当にありがとう」

世界中でエラズ・ツアーを成功させているテイラーは、8月8日から3日間にわたってウィーンのエルンスト・ハッペル・スタジアムでチケットを完売させていたが、少年2人をテロ行為を計画したとして地元警察が逮捕したことを受け、公演中止を発表した。当局の発表によると、犯人たちはナイフや手製の爆発物を使って、可能な限り大人数を殺そうと計画していたそうだ。その後3人目の容疑者も逮捕されている。

これを受け、ロンドンのウェンブリー・スタジアムでの公演の開催が心配されたが、ロンドン市長サディク・カーンは「スカイ・ニュース」に対して公演の安全を約束。「こうしたイベントの警戒については膨大な経験があります。市役所や議会だけでなく、この後に予定しているテイラー・スウィフトのコンサートのような公演主催者とも連携して対応しています」と述べていた。

テイラーは8月16日から20日まで5日間にわたりロンドンで公演を行う。その後北米に戻り、12月8日で正式に大規模なワールドスタジアムツアーを終える。

Text: Tae Terai