1. トップ
  2. 恋愛
  3. キット・ハリントン、お蔵入りした「ジョン・スノウ」から手を引いた理由

キット・ハリントン、お蔵入りした「ジョン・スノウ」から手を引いた理由

  • 2024.8.19
Kit Harington - "Game of Thrones" Season 8 (2019) Episode 6

世界を席巻したHBOのドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」。キット・ハリントンの演じた悲劇のヒーロー、ジョン・スノウを主人公にしたスピンオフが企画されたものの、良いストーリーが見つからず、お蔵入りとなったことが発表された。この企画は、キット自身が持ち込んだとも報じられていたが、実際はHBOからのオファーが先行だったようだ。

「僕から言えるのは、HBOから『これを検討してみないか?』と連絡があったことだけ。そして僕の最初の反応はノーでした」とUK版『GQ』のインタビューで明かした。「その後で、戦争後の兵士について興味深くも大切な物語があるんじゃないかと思った。言い残したこと、伝えるべき何かが、限られた形で残されているのではないかと感じました。数年かけて試行錯誤しましたが、ワクワクするだけのものが見つからなかった。最終的に僕は手を引き、これ以上進めても良い作品にはならない。それだけは避けたいと伝えました」

ジョン・スノウ役でブレイクを果たしたキットだが、番組終了後にメンタルヘルスと飲酒問題に向き合うため、リハビリ施設に入所した。再びジョン・スノウを演じることには「多くの負担が伴い」、「それも問題の一部だった」と告白する。「ある意味、今や過去となったこの仕事から完全に離れる必要があるけれど、まだ数年しか経っていない。この役は、僕の人生にとって、これからも特別な意味を持つ。僕のキャリアで最も大きくて、重要な役どころだったかもしれない。この仕事で妻と出会い、おかげで子どもを授かった。生涯の友も得たし、街で認知してもらえるほどにもなった。だけど、こうした恩恵は、番組から離れたいという意思と反することでもある。番組に関わり続ければ、ジョン・スノウではない別の何かとして認知してほしいと望むのは難しいだろう」

Text: Tae Terai

元記事で読む
の記事をもっとみる