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友だちがいない、長続きしない、話が合わない、うらやましい…そんな友人関係の悩み、人付き合いのプロはどう対処する?

  • 2024.8.20

友だちとの上手な付き合い方を教えてくれたのは……

山﨑拓巳さん
事業家、ビジネスコーチ。コミュニケーションやモチベーションアップをテーマにしたセミナーや勉強会を全国で開催。著書に『正しい八方美人になる秘密人づき合いのコア 』(かんき出版)、『やる気のスイッチ』(サンクチュアリ出版)など。

石原加受子さん
心理カウンセラー、心理相談研究所「オールイズワン」代表。セミナー、グループワーク、カウンセリング、講演を通じて、心が楽になる方法を提案している。著書に『心理学でわかる 女子の人間関係・感情辞典』(朝日新聞出版社)など。

友人関係の悩み、こんなときどうする? よくある5つのシーンと対処法

#01 話が合わなくなってきた友人 →無理せず距離を置く

「長い友人関係でも、環境が違えば価値観が変わるもの。無理に以前と同じ付き合いをしようとせずに、会う頻度を減らしたり、軽くお茶するだけにするなど、負担にならない付き合い方をすればいいでしょう」(石原さん)。

「不思議なことに、よく会うグループの5人がいるとすると、だんだん自分はその真ん中くらいになっていく。友人同士は影響し合って、似てくるんです。つまり、今の自分と近い人や目標になる人と付き合うことが大事です」(山﨑さん)

#02 友人をうらやましいと感じてしまう →「その人になりたいか」と考えてみる

器用に立ち回っている人を見て、うらやましいと感じてしまう。
「そんなときは、『本当に私もあんな風にしたいの?』と問いかけてみて。自分にはできないな…と思うと、割り切れるかもしれません」(石原さん)。

「神様が出てきて、ライバルの人生と自分の人生を交換してくれるとしたらどうでしょう? ほとんどの人が自分の人生を選ぶのではないでしょうか。嫉妬はモチベーションにはなるけれど、人は人、自分は自分と考えては」(山﨑さん)

#03 新しい友だちがほしい →新しいコミュニティに飛び込んでみる

「友だちができないという悩みは多いですが、それは時間がかかるだけかも。同じ場所にずっと通い続けていれば、いつかは自分が古株になり、仲間ができているものです」(石原さん)。

「今はネットで発信すれば、同じ好みの人を見つけることはたやすいはず。趣味が合う人との付き合いを楽しんでは。人は自分のことを好きな人と一緒にいることで自信をもって、人生を楽しむことができるようになります。そんな仲間を見つけましょう」(山﨑さん)

#04 人と仲良くなれない →長時間会うより短い時間で回数を重ねるのがベター

人と仲良くなるには、腹を割って長時間話さないと……と思っても、大人になるとなかなか難しいもの。
「人と仲良くなりたいときは、3時間話し込むより1時間弱を4回会うようにしています。短時間でも、何回も会う方が相手に親しみを覚えるからです」(山﨑さん)。

LINEやメールでの連絡も、久しぶりだと感じる相手には「ヤッホー、元気?」と軽く挨拶して、近況報告し合うだけで、相手は「気にかけてくれているんだな」と思い、距離が近づきます。

#05 友人関係を長く続けたい →近づきすぎないのが吉

「長いお付き合いをしたい相手とは、あまり近づきすぎないというのもひとつの考え方です。一定の距離を保つことで、相手のよいところだけが見えるし、自分も甘えすぎることがない。会うときに手土産をもっていくくらいの関係が、いちばん続きやすいのです」(山﨑さん)。

大人同士の関係は、知り合ったときに意気投合しても、そのあとに一気に距離を縮めすぎると、不協和音が生まれて、せっかくの交友関係を台無しにすることも。自分なりの距離感を探ってみて。

illustration:Kayo Yamaguchi text:Ema Tanaka

リンネル2024年7月号より
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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