仙台市のメインストリート・定禅寺通りや緑きらめく西公園のすぐそばに佇む「まいにちのパン 日々」は、小ぶりながらしっかりボリュームを感じられるパンが評判のベーカリー。遠方から訪れるファンも多い、人気のお店です。童話の世界のような、独特の雰囲気も魅力的。一度訪れたらリピートしたくなりますよ。
定禅寺通の近くに立つベーカリー
仙台市地下鉄勾当台公園から徒歩12分ほど。ケヤキ並木が続く定禅寺通のほど近くに、「まいにちのパン 日々」はあります。
お店を営むのは新山さんご夫婦です。旦那様がパン作りを、奥様が接客やパンのアイディア出しを担当。まいにちのパン 日々という名は、“毎日コツコツ丁寧に、日々パン作りに精進していきたい”という思いからつけています。
店内はおばあちゃんの家の洋間をイメージ
ドアの正面に配されたショーケースには、主役であるパンがずらり。低温で半日かけて発酵させた食パンから、おやつにもぴったりなスイーツ系パン、ソーセージやじゃがいもなどと組み合わせた惣菜系まで、毎日30種類ほどがラインアップします。
パンと同じくらい気になるのは、店内の雰囲気です。ちょっぴり薄暗く、なんだか少し怪しげ。童話に登場する魔女の家を思わせる不思議な世界観が広がっています。
新山さんによると、田舎のおばあちゃんの家の洋間のような、ちょっぴり怖さを感じる空間をイメージしたのだそう。深緑の壁紙にはドライフラワーや絵画などが飾られ、どこを見ても絵になりますよ。
おなかも心も満たすパンがいっぱい
大のパン好きという新山さんが心がけているのは、満足感のあるパンを作ること。例えば、オープン当初からの人気商品「プチショコラ」は、生地の外にも中にも、チョコチップがたっぷり。トップにクッキー生地をのせたデニッシュパン「デ二ポップ」は、ザクザク感が食べごたえをアップさせてくれます。
おいしさはもちろんのこと、食感も楽しんでほしいと、パンごとに粉の配合や発酵種を変えているのだとか。「パンを食べたいと思ったときに、真っ先に思い浮かぶお店になりたい」と、新山さんは話します。
「あともうひとつ…」にぴったりなミニサイズの食パン
定番の食パンは、耳までしっとりふわふわな「食パン」(460円)をはじめ、半日かけて発酵させた香り高い「低温長時間発酵食パン」(460円)、芳醇な味わいの「デ二食パン」などが揃います。好みの味や食感を食べ比べてみるのもおもしろいですよ。
「あともう少しだけ食べたい」という想いを叶えてくれるのが、ミニサイズの食パンです。ふかふか・もっちりした食パン生地にこしあんを練りこんだ「あんこの食パンミニ」(400円)は、上品な甘さが魅力。「チーズの食パンミニ」(400円)は織り込んだブロックチーズの旨みを感じられる一品です。
お酒と一緒に味わいたくなる、大人な味わいのパンも♪
パンというと、朝食やランチ、おやつのイメージがありますが、まいにちのパン 日々にはお酒のおともにぴったりなパンも並びます。おすすめは、クロワッサン生地にスライスしたポテトと3種類のチーズ、蜂蜜を重ねた「チーズフラット」。ブルーチーズの力強い風味と蜂蜜のまろやかな甘みが相性抜群。黒胡椒の風味も心地よいアクセントになっています。噛むほどに増す甘じょっぱさは、クセになるおいしさですよ。
期間限定パンも食べ逃せません
旬の食材を使った期間限定のパンも好評です。早めに売り切れることも多いため、確実に購入したい場合は電話での予約がおすすめ。登場中の期間限定パンはSNSでチェックできますよ。
おいしいパンをお腹いっぱい食べたくなった時、ぜひ足を運んでみてください。