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aespa、史上初の海外女性アーティスト2年連続の東京ドーム公演開催 スペシャルな演出に9万4000人が熱狂

  • 2024.8.19
aespaが2年連続2度目の東京ドームでライブを開催 Photo by Seitaro Tanaka
aespaが2年連続2度目の東京ドームでライブを開催 Photo by Seitaro Tanaka

【写真】aespaが純白の衣装で登場

4人組グローバルグループ・aespa(エスパ)が、8月17日、18日に東京ドームで「2024 aespa LIVE TOUR - SYNK : PARALLEL LINE - in TOKYO DOME -SPECIAL EDITION-」を開催し、2日間で9万4000人を動員した。

aespaにとっては日本デビュー後初、そして2023年に続いて2度目の東京ドームで、海外女性アーティストの2年連続東京ドーム公演は史上初の快挙となる。

ワールドツアー日本公演の集大成となる東京ドーム公演

本公演は、6月29日のソウルを皮切りに、福岡、名古屋、埼玉、シンガポール、大阪、香港、台北、東京、ジャカルタ、シドニー、メルボルン、マカオ、バンコクなど、年内に14地域を回る2度目のワールドツアーの一環。「SYNK:PARALLEL LINE」という副題が表すように、パラレルワールドに存在するaespaの物語がコンセプトになっている。

日本では7月6日からアリーナツアー「2024 aespa LIVE TOUR - SYNK : PARALLEL LINE - in JAPAN」として福岡、名古屋、埼玉、大阪の4都市で9公演を開催し、全公演ソールドアウトで計10万人を動員。その日本公演の集大成となる東京ドーム公演2Daysのチケットもソールドアウトで、機材席も売り切れとなる人気ぶりとなった。

新たな演出にオープニングからヒートアップ

“SPECIAL EDITION”ということで、アリーナツアーから演出、セットリスト、アレンジ、衣装がアップグレード。特にセンターに設けられた円形ステージは演出の幅を拡げ、アリーナツアーに訪れたファンにも新鮮な驚きを与えた。今回の東京ドーム公演では、7月3日にリリースした日本デビュー曲「Hot Mess」や「Sun and Moon」「ZOOM ZOOM」の日本オリジナル曲3曲全てがライブで披露された。

オープニングの演出からゴージャスに変貌を遂げており、大勢のダンサーの群舞からスタート。ドレープをまとった巨大な布に4人のシルエットが浮かび上がり、スクリーンがセンターから開いてリフターに乗ったKARINA(カリナ)、WINTER(ウィンター)、GISELLE(ジゼル)、NINGNING(ニンニン)が純白の衣装で登場した瞬間に、東京ドームに大きなどよめきが起こる。

この新演出に加え、GISELLEが金髪になっていたのも衝撃的。さらに、1曲目の「Drama」から新たにセットリストに加えられた4曲目の「Girls + Savage」までの怒涛のヒット曲の応酬に、東京ドームは大きなファンのコールの声に包まれていく。

韓国最大のストリーミングサイト「Melon」で2024年にリリースされた楽曲の中で、最長期間となる12週連続1位の記録を現在も更新中の大ヒット曲「Supernova」でコールの熱をさらに高めると、「Mine」で少し落ち着きを取り戻し、続く日本オリジナル曲「Sun And Moon」からはキュートな曲で全員のボーカル力をアピールした。

「2024 aespa LIVE TOUR - SYNK : PARALLEL LINE - in TOKYO DOME -SPECIAL EDITION-」より Photo by Seitaro Tanaka
「2024 aespa LIVE TOUR - SYNK : PARALLEL LINE - in TOKYO DOME -SPECIAL EDITION-」より Photo by Seitaro Tanaka
「2024 aespa LIVE TOUR - SYNK : PARALLEL LINE - in TOKYO DOME -SPECIAL EDITION-」より Photo by Seitaro Tanaka
「2024 aespa LIVE TOUR - SYNK : PARALLEL LINE - in TOKYO DOME -SPECIAL EDITION-」より Photo by Seitaro Tanaka

ソロ曲ではアップデートされた衣装も見どころに

中盤の目玉は、4者4様のカラーを見せたソロ曲で、GISELLEの「Dopamine」は彼女自身が作詞・作曲に参加したR&B曲。新しい深紅のドレスに金髪がよく映える。KARINAは、ヒップホップを用いた自身作詞の「UP」を披露。フェミニンな印象の彼女が、鋭い眼差しで上着を脱ぎ捨てると大きな歓声が上がり、格好良さを見せる。

NINGNINGは自身が作詞と振付に参加したR&Bダンス曲「Bored」で、ダンスもじっくり披露。WINTERは作詞・作曲を手掛けたEDMテイストの「Spark」で布にシルエットを映し出す演出を効かせる。ソロ曲では、それぞれの衣装がアップデートされたのも見どころとなった。

「Hot Mess」からは、一気に楽しいムードに。この曲が表題曲となった日本デビューシングル「Hot Mess」はオリコンデイリーチャート1位、ウィークリーチャート2位を獲得し、日本での人気を実証。8月18日付けのオリコンデイリーチャートでも再び1位の座に返り咲いている。

「Hold On Tight」でさらに楽しさを加速させると、日本オリジナル曲「ZOOM ZOOM」をこの東京ドームで初披露。大勢のダンサーと作り上げるパフォーマンスは、東京ドームらしいスケールの大きさを見せつける。さらに、東京ドームで新たにセットリストに加わった「Spicy」と「YOLO」にファンは大喜び。

「YOLO」と「Live My Life」では、メンバーたちが2手に別れてトロッコでアリーナを周り、ファンと一緒に盛り上がる。「We Go」は、aespaからファンに「コーラス部分を歌う」という宿題が出されていた曲で、MC時に練習も行われたが、本番ではファンが大きな声でシンガロングして盛り上げ、メンバーたちも会場にマイクを向けてファンを鼓舞していく。

インターバルに登場したのは、aespaの仮想世界を語る上で欠かせない、aespaとae-aespaを導く存在、naevisのソロパフォーマンス。2023年のツアーでは、aespaとae-aespaがSYNKした演出が話題となったが、今後このnaevisがaespaとaespaの音楽世界にどのように関与してくるのか期待させる演出となった。

「Trick Or Trick」からは、ラストスパートに突入。イントロから大歓声が起こった「Next Level」は、ロックバージョンに進化。ビルボード「ワールドアルバム」チャートで1位を獲得した韓国最新アルバム『Armageddon』のタイトル曲「Armageddon」で本編を終えた。

ラストにはファンからのサプライズも

アンコールには、ピンクのブタの着ぐるみパジャマを着たメンバーが、フロートに乗ってアリーナフロアに登場。爽やかな「BAHAMA」で盛り上げると、バラード曲「You」でしっとりしたムードに。メインステージに戻ると、ブタの衣装で格好良くポーズを決めてファンを喜ばせる。

最後のあいさつでは、NINGNINGが「東京ドームで公演するのは久しぶりですが、ここでまた公演ができて光栄です。こんなに大勢の皆さんが一つの空間に集まって、私たちの音楽を聞いて、ダンスを見てくださるのは感動です。私たちはこの機会を大切に思っています。次にまた東京ドームで公演することができたら、頑張ってさらに良い公演を準備したいと思います。そのときは、また来てくださいね」とコメント。

KARINAは「去年に続いて東京ドームで公演ができて、とても楽しかったです。まだ信じられません。リハーサル中はすごく緊張していたのですが、本番が始まると楽しくなりました。これも皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。前回の東京ドーム公演と比べてどうだったか気になっているのですが、ベストを尽くして準備したので、皆さんにとっても楽しい時間になったらうれしいです。これからも私たちはベストを尽くす姿をお見せしますので、いつも私たちと一緒にいてくださったらうれしいです。本当に大好き! 私の世界はMY(aespaファンの呼称)です!」とファンに愛を伝える。

WINTERは「皆さん、楽しかったですか? 私も本当に、ホンマに楽しかったです。皆さんがこうして私たちのエネルギーをいっぱいにしてくださったので、今日は幸せな気分で公演ができました。イェーーイ! 今日の公演は本当に楽しかったです。大好きだよ!」とキュートに思いを語る。

最後に、GISELLEが「今年もこうして東京ドームでaespaだけのコンサートができるって、すごいことです。皆さんのおかげです。本当に本当に感謝しています。ありがとうございます。いつもMY J(日本のaespaファンの呼称)の皆さんが私たちを応援してくれているのを知っているから…待っててね!」と感謝の言葉をファンに送った。

最後の曲となるバラード曲「Melody」をセンターの円形ステージで歌っていると、ファンからaespaへのサプライズが。4万7000人、1人1人がスローガンを掲げ、メンバーたちも大感激。1年ぶり2度目の東京ドームも満員にして、確かな成長を実感させたaespa。彼女たちのこれからの日本活動と、3度目の東京ドームが待ち遠しくなるライブだった。

「2024 aespa LIVE TOUR - SYNK : PARALLEL LINE - in TOKYO DOME -SPECIAL EDITION-」より Photo by Seitaro Tanaka
「2024 aespa LIVE TOUR - SYNK : PARALLEL LINE - in TOKYO DOME -SPECIAL EDITION-」より Photo by Seitaro Tanaka
「2024 aespa LIVE TOUR - SYNK : PARALLEL LINE - in TOKYO DOME -SPECIAL EDITION-」より Photo by Seitaro Tanaka
「2024 aespa LIVE TOUR - SYNK : PARALLEL LINE - in TOKYO DOME -SPECIAL EDITION-」より Photo by Seitaro Tanaka

「2024 aespa LIVE TOUR - SYNK : PARALLEL LINE - in TOKYO DOME -SPECIAL EDITION-」

◇8月18日(日)◇東京ドーム

<出演者>

NINGNING、KARINA、WINTER、GISELLE

<セットリスト>

M01.Drama

M02.Black Mamba

M03.Salty & Sweet

M04.Girls + Savage

M05.Supernova

M06.Mine

M07.Sun And Moon

M08.Prologue

M09.Long Chat(#▼)

M10.Dopamine (GISELLE Solo)

M11.UP (KARINA Solo)

M12.Bored (NINGNING Solo)

M13.Spark (WINTER Solo)

M14.Hot Mess

M15.Licorice

M16.Hold On Tight

M17.ZOOM ZOOM

M18.Spicy

M19.YOLO

M20.Live My Life

M21.We Go

M22.Trick Or Trick

M23.Set The Tone

M24.Next Level

M25.Armageddon

EN1.BAHAMA

EN2.You

EN3.Melody

※▼はハート

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