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【サブスク】西島秀俊のハリウッドデビュー作など、話題の作品を紹介

  • 2024.8.22

SunnyApple TV+『サニー』

A24が製作した西島秀俊のハリウッドデビュー作として、日本でも話題のシリーズ『サニー』。日本在住のアイルランド人作家コリン・オサリバンの著書『ダーク・マニュアル』をもとにした全10話は、近未来の京都を舞台に、SF、ダークコメディ、ミステリー、スリラーと、様々な要素が入り混じった風変わりな構成。

タイトルの「サニー」は新型家庭用AI搭載ロボットの名前で、ひねくれたジョークをかまし、感情を画面上の表情で表すほどの、ロボットらしからぬクセ者キャラとして登場する。

サニーを相棒とする毒舌な主人公スージーを演じるのはラシダ・ジョーンズ。夫役の西島秀俊は、流ちょうな英語で魅力的な日本人男子を好演し、まぶしい筋肉美も披露。

ほか、京都弁でセレブおばちゃん節を炸裂させる姑役のジュディ・オングや、ヤクザの姐御を演じるYOUの鬼気迫る怪演など、日本人キャストの見どころがいっぱい。

自然な英語を話す國村隼のオーラも光り、今後海外で日本人俳優がますます活躍する可能性を感じさせる。お酒片手にしっぽりと鑑賞したい一作なり。

おしゃれでシュールなジャポニズム!

奥深い“日本文化”そのものが主役のように存在感を放つ本作。京都の神社仏閣と町家の風景、日本家屋のエッセンスを取り入れたアートなインテリア、キッチュな70年代ファッション、昭和歌謡、銭湯などのレトロ、ヤクザのノワールな色彩。全てのシーンの美術が目を見張るほど洗練されているのは、女性クリエイター達のセンスによるもの。

「古い京都文化」+「現代の日本」+「近未来の新しい世界」を遊び心たっぷりにミックスした欧米人目線ならではの世界観は、日本人から見ても新鮮。不思議でおしゃれで懐かしくて怪しい、カラフルなニッポンは必見!

『サニー』
story:京都在住の米国人女性スージー(R・ジョーンズ)は、夫マサ(西島秀俊)と息子が飛行機事故で消息不明になり人生が一変。お見舞いとして渡された新型家庭用ロボット・サニーに苛立つが、次第に友情を育み、一緒に家族失踪の真相を探る。

製作・監督:ルーシー・チェルニアク/出演:ラシダ・ジョーンズ、西島秀俊、ジュディ・オング、YOU、國村隼 ほか/Apple TV+にて独占配中
画像提供 Apple TV+


『七タの国』Disney+

球体で物体をエグる超能力と閉鎖的な山間の町の謎を追う岩明均の怪作漫画を実写化した超常ミステリー。主人公の大学生を演じる細田佳央太と異形の超能力者役、山田孝之ほかキャストの好演と流れるアンビエント音楽が良質。

監督:瀧悠輔 ほか/出演:細田佳央太、藤野涼子、三上博史 ほか/ディズニープラス「スター」にて独占配中
©2024 岩明均/小学館/東映


『ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー』Netflix

大ヒット映画『ビバリーヒルズ・コップ』シリーズ、30年ぶりの続編となる第4作。過去作おなじみメンバー集結に加え、娘&新相棒キャラが登場。エディ・マーフィの無鉄砲なアクションとしゃべくりハッタリは健在でお祭り気分満載!

監督:マーク・モロイ/出演:エディ・マーフィ、ジョセフ・ゴードン=レヴィット ほか/Netflixにて独占配備中
© Netflix


text : HAZUKI TOGO
web edit : KIMIE WACHI[sweet web]

※記事の内容はsweet2024年9月号のものになります。
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