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出産前「もしも私に何かあったら」妻の書置きに「情緒不安定な奴だな(笑)」夫の失言に「一生許さん」

  • 2024.8.19

産後の恨みは一生と言いますが、出産前でも妊婦さんのメンタルは不安定になりやすいものです。
そんな時の衝撃的な言葉は、どうしても忘れられないのかも。
今回は筆者の友人A子さんから聞いたお話です。

画像: 出産前「もしも私に何かあったら」妻の書置きに「情緒不安定な奴だな(笑)」夫の失言に「一生許さん」

献身的な夫に感謝!

A子さんが妊娠していた頃のお話です。
安定期を過ぎても悪阻がかなり酷く、水ですら口に含むと吐いてしまうほどでした。
そのため、何度も病院へ点滴通いする日々を送っていました。

そんなA子さんを夫は心底心配していて、サポートに徹してくれていました。
仕事を休んで病院へ連れて行ってくれたり、「俺に出来ることは何でもするから!」と、優しく手を握ってくれる夫。

そんな夫を見て、「この人と結婚してよかった」と思えたのです。
ところが……

え、今笑うところじゃなくない??

出産予定日前日に、事件は起こりました。
荷物の確認などをしながら「いよいよだね」と、夫と穏やかにお喋りしていたのです。

その時、A子さんは夫に向けての書置きを渡しました。
それは、「出産時に、自分にもしものことがあるかもしれないから」と、ハッキリ言って遺書のような書置きでした。

それを神妙な面持ちで手渡したのですが、夫はまさかの大爆笑!

「出産なんて皆してるよ」
「マタニティブルーかなんかで、情緒不安定なだけだって~」

夫は「きっと大丈夫だよ」という気持ちであえて笑ってくれたのかもしれません。
しかし、そんな大切な気持ちを馬鹿にされたようで、違和感を感じてしまいました。

A子さんは言い返そうとしましたが、ここでなんと陣痛が始まってしまったのです。
そうしてついに、出産を迎えることになったのですが……。

妊娠出産に当たり前なんかない。一生許さないからな!

赤ちゃんは元気いっぱいな産声を上げて、無事誕生しました。
ところが、A子さんは出血が多すぎて、かなり危険な状態になってしまったのです。

一時は生死を彷徨いましたが、なんとか無事目を覚ますことが出来ました。
夫はあの時のA子さんを見て「怖かった」と、しおらしく言ってきましたが……。

そもそも妊娠出産は、「当たり前」でもなんでもないもの。

「こっちは母子ともに命がけなんだよ!」

そうA子さんがブチ切れると、夫は自分の発言を反省したのか、シュンと大人しくなりました。

今は一家仲良く過ごしていますが、あの発言だけは一生許しません!!

まとめ

A子さんの言う通り、出産は当たり前でも何でもありません。
あえて明るく言ってくれたのかもしれませんが、本当に命がけなのですから、そんな人の想いを軽々しくあしらってはいけませんよね。
一生反省してもらいましょう。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2014年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。

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