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《海の見える家》住みたい人 もはや少数派? アンケートで判明、「津波こわい」を上回った理由とは

  • 2024.8.18

トレンディードラマの定番だったけど

海の見える家。まるでドラマの舞台みたい
海の見える家。まるでドラマの舞台みたい

不動産情報サイト「URUHOME(ウルホーム)」が、「海の見える物件・自然豊かな物件」に関するアンケート調査の結果を発表しました。2024年7月、住まいに関して興味・関心を持っている人500人を対象にウェブ上で実施したものです。

平成頃まではトレンディードラマなどでたびたび舞台となった「海の見える家」。視聴者にとっては憧れのライフスタイルの一つでもあり、不動産情報サイトの中には物件の検索条件に「海が見える」を設けているものも見られます。一方、今回の調査では「海の見える物件に住んでみたいか」という問いに対して「住みたい」29.0%、「住みたくない」66.4%、「どちらとも言えない」6.6%という結果になりました。

「海の見える景色は最高だ」(60代男性)「住んでいるだけで癒やされる感覚がある」(30代男性)といった声がある一方、「一戸建ては潮風などの対策が必要になり維持が難しい」(40代男性)「津波の被害に遭うことが怖い」(30代女性)などの懸念も上がりました。

住んでみたい、住んでみたくないそれぞれの理由を多かった順に並べると(複数回答)、1位から10位は「潮風で家や車が傷むから住みたくない」「津波が怖いから住みたくない」「景色がいいから住みたい」「湿度が高くてベタベタするから住みたくない」「海が好きだから住みたい」「砂が飛んでくるから住みたくない」「心が浄化されるから住みたい」「何となく住みたくない」「何となく住んでみたい」「どちらとも言えない」の順でした。

また、豊かな自然に囲まれた物件に住んでみたいかを尋ねる問いでは「住みたい」69.6%、「住みたくない」21.8%、「どちらとも言えない」8.6%。こちらの理由は、上から順に「インフラが十分に整っていれば住みたい」「都会へのアクセスが良好なら住みたい」「家の中さえ快適なら住みたい」「野生鳥獣や虫が苦手だから住みたくない」「物価が安いなら住みたい」「地域コミュニティーが円滑なら住みたい」「行政の補助が受けられるなら住みたい」「問答無用で住みたくない」などが並んでいます。

憧れや理想と現実的な問題にどう折り合いを付けるかが課題となりそうですが、さまざまな諸問題が解消できれば住んでみたいと考える人は少なくないようです。

(LASISA編集部)

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