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猫との枕争奪戦に敗れてしまった飼い主さん、早朝5時に目を覚ますも無慈悲な光景を見せつけられる

  • 2024.8.18

スポーツでもゲームでも、戦いに敗れた者を待ち受けているのは容赦のない現実。そして、それは人間だけでなく猫が相手でも同じことのようです。

2匹の猫と暮らしているXユーザーのハナさんは先日、愛猫と枕の争奪戦を展開した末に敗戦。翌朝目を開けると、そこには無慈悲な光景が広がっていました。

時間は朝の5時。部屋には1日の始まりを告げる優しい光が射し込んでいます。本来であれば枕から天井を見上げていて、ウトウトとまどろみながら心地よいひと時を過ごしているはずですが、現実は違いました。

枕の上にいるのはバンザイをしたまま眠りこけているキジ白柄の猫ちゃん。伸び切った体を真横に配置するという贅沢な枕の使い方で、これぞ勝者の寝姿とでもいうべき風格。一方で、自分の枕なのにどうして猫が占領しているのか、戦いに敗れた者の無念さがじわじわと伝わってくる瞬間を捉えたシビアな1枚です。

この猫ちゃんは琥珀(こはく)くんという2歳の男の子。いつも寝る前に、飼い主さんと枕の奪い合いをするのが日課になっているのだそうで、前日の夜11時ごろも同じように戦いを繰り広げていたと言います。

「夜の猫じゃらしタイムを終えて「さぁもう寝るよ~」と声を掛けたら、すかさず枕の上に乗って来て、戦いのゴングが鳴った感じです(笑)。」

実は琥珀くん。飼い主さんから「おやすみ」「もう寝るよ」と掛けられる言葉を、戦いの合図だと思っている節があるのだとか。確かに「寝る=枕をどちらが使うのか」という風に考えてみると、あながち間違った認識ではないのかも知れません。

しかし、力では勝るはずの人間の方が、なぜ猫に負けてしまうのでしょうか。飼い主さんに聞いてみると「私が琥珀に舐められている事が一番の原因かと思います(笑)。私になら何をしても許されると思っていて、枕の上からどかそうと頭でグイグイ押してもビクともしません。」と敗因について言及。

争奪戦を繰り広げつつも、飼い主さんの優しさに猫ちゃんが甘えているのが実情で、お互いの深い信頼関係によって現在の力関係が成り立っているようです。

そんな琥珀くんが枕で寝るようになったのには、ある出来事がきっかけでした。

というのも、もともとは飼い主さんの顔の横で寝るのが好きだった琥珀くん。しかし、病気をして具合が悪くなった頃から枕で寝るようになり、その時は「好きな所で寝ればいいんだよ」と飼い主さんも自分の場所を譲ってあげていたのだそう。

ところが、元気になってからも以前の習慣が抜けなくなってしまったのだそうで、今では毎日のように枕で寝るのが状態化。この後も飼い主さんが朝ごはんを持ってくるまで、枕で伸び伸びと寝続けていたのだとか。

一方、毎日枕がなくて地味に辛い思いをしてそうな飼い主さん。「慢性的に肩凝りと首痛を感じていますが、仕事がデスクワークなのでそのせいだと思って誤魔化しています(笑)。ただ、枕が無いのも絶対に原因の一つにあるかと…。」と、体への負担は少なからず生じている様子。いっそのこと今の枕は猫ちゃんに譲って、自分用にもう一つ枕を買ったほうが良いかもしれませんね。

夜な夜な枕を独り占めしている琥珀くん。順風満帆そうな生活を送っているように見えますが、実はちょうど一年前、猫白血病ウイルスによって引き起こされる再生不良性貧血を発症してしまい、余命宣告を受けた身。しかし、その後7カ月間の闘病を経て、奇跡的に陰転(ウイルスを排除)を果たした猫ちゃんなのです。

飼い主さんが愛猫たちの日常を綴ったブログ「ちゃこはくLOG(chakohakulog.blog)」には、琥珀くんの闘病の様子も記録されています。

取材協力:ハナ(@chakohakulog)さん

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