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カプセルトイの「仏具コレクション」ミニチュアらしからぬ作り込みにびっくり

  • 2024.8.18
仏具もカプセルトイになる時代 出典:Togetterオリジナル

Togetterオリジナル編集部のふ凡社です。

二ッチなカプセルトイを愛でる企画、第3回は「仏具コレクション」だ。…仏具???

買ってみたところ、二ッチさもここ極まれりという感じのアイテムだった。さっそくご紹介しよう。

1個500円も納得のクオリティ

こちらはターリン・インターナショナルが出している、仏具のミニチュアを集めたカプセルトイだ。

まず注目したいのは、1個500円という価格。カプセルトイの価格のボリュームゾーンは1個300円で、500円になると消費者にとっても購入の心理的が一段上がる。

つまり、500円以上の価格帯の商品は、人気のキャラクターものや細部にわたって作りこまれたプレミアムな商品など、企業側としても「ある程度売れる自信があるんだろうな」と感じるラインナップが多くなる。それを…「仏具」で!?という驚きがあるのだ。

この「仏具コレクション」、学校法人東京観光専門学校(現:学校法人 21世紀アカデメイア 東京ホスピタリティ・アカデミー)の葬祭ディレクター学科が監修に入っている。葬祭業界のプロのお墨付きのガチミニチュアというわけだ。

ラインナップは、「木魚」「木柾(もくしょう)」「鈴(りん)」「五鈷杵(ごこしょ)」「酒水器と塗香器(しゅすいきとずこうき)」の5種類。

ラインナップもマニアック 出典:Togetterオリジナル

木魚と鈴は誰もが知ってる仏具だろう。しかし、もくしょう…ごこ…ずこうき????

恥ずかしながら5分の3が聞いたこともない名前の仏具だった。

せっかくなら知らない仏具が欲しいな、ということで、さっそく回してみた。「木柾」が出た。やった、知らないやつだ!

これが木柾 出典:Togetterオリジナル

解説書によると、木柾は明治時代後半から日蓮宗総本山で使われるようになったという、比較的近代になって普及した仏具らしい。お経を唱える際に打ち鳴らしてリズムを整えるために使うということで、役割は木魚に近い。

各パーツが独立している 出典:Togetterオリジナル

ミニチュアは、木柾本体、木柾を叩くバチ、木柾を置く六角畳、名前付きの台座というパーツに分かれている。

木柾本体は裏返すと中の空洞や丸い脚まで作りこまれており、こだわりを感じる。

見えない部分の作り込みもバッチリ 出典:Togetterオリジナル

六角畳は畳の細かい目や、縁の幾何学的な文様までびしっと再現されている。

プリント技術が凄い六角畳 出典:Togetterオリジナル

名前入りの台座に載せれば高貴な雰囲気がアップし、カプセルトイならぬ存在感を放つ。

そのままお寺に飾ってあっても違和感なさそう 出典:Togetterオリジナル

う~んすごい、これは500円になるはずだわ。

と納得のディティールだ。さすがプロが監修に入っているだけある。

しかし、やはりいい意味で「ターゲットが二ッチすぎる」感が強い。今後、このサイズでこのクオリティの仏具ミニチュアが市場に登場することはもうないんじゃないか、と若干心配になるレベルのクオリティなので、気になる人は見つけたら今の内にゲットしておくといいかもしれない。

文:ふ凡社 編集:Togetterオリジナル編集部

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