珈琲とカレーに恋して。Coffee＆Gallery珈壇@大街道

こんにちは！リビングえひめ地域特派員の、よしゆかです。 先月は、私設図書館ビブリオAAさんでの絵本セラピーをご紹介させて頂きました。今回は、その絵本セラピーでの素敵な出会いがきっかけで訪れることになった大街道にある「Coffee＆Gallery珈壇（かだん）」さんへ皆さまをお連れします！

ぶらり大街道

さて、よしゆかファミリーの休日のお出かけは、郊外に出ることが多く、街に息子を連れて来ること自体が久しぶりで新鮮！大街道を歩いてみると、新しいお店を沢山発見！！かなり景色が変わってますね〜！ そして、息子にとったら大街道は大都会！！笑 パパと3人、手を繋いで嬉しそうに人混みをスキップする息子。私は、目新しいお店にワクワクしながらも、昔から変わらないお店を見かけると、なんだかホッとしていました！笑

珈壇さんは、大街道入口から、ゆっくり歩いて、約5分。私が学生時代から好きな雑貨などを扱うお店、スペース田中さんを通り過ぎ、そば吉（コチラも1人でよく食べに行ってた）さんの少し手前にお店の看板を見つけました。細長〜い階段を登って、2階へ。

扉の向こうはタイムスリップ

扉に手をかけると、カランカランとドアベルが鳴り、開いたその先は、レトロで大人なムードが漂うThe喫茶店。 右手には大街道の通路側に向かってカウンター席とテーブル席が並び、左手にもまたまだテーブル席が続いています。少し遅めのランチタイムを狙って行きましたが、この日は入口付近のお席が賑わっていたので、左奥へと進みます。

ギャラリーというだけあって、店内の壁には様々なアートが散りばめられていて、素敵な作品達が出迎えてくれます。

一番奥にはメインとなるカウンター席とゆったり寛げるソファ席が！ちょうど空いていたので、こちらの席に。いらっしゃいませと迎えて下さったのは笑顔が爽やかな、お若いマスター？！そして、裏方、キッチンには、お店の看板の味を守り続ける素敵なママ、通称ミーコさんの姿がチラリ。

絵本セラピーでの素敵なご縁

実は、“ミーコさん”とは絵本セラピーでのニックネーム。お互い生徒さんとして参加していました。絵本セラピーの、みかん先生に、ラーメンにまつわる絵本を読み聞かせてもらった後、食の話で盛り上がり、ミーコさんがオーナーである「珈壇」の存在を知りました。 この時、コチラ↓マチボンのカレー特集にも載ったという！お店イチオシの焼きカレーのことも聞いてから、もう行きたくてウズウズしていたんです！

その後も、タウン情報まつやまの喫茶店特集でも目にしたりと…やっぱり紙もの、雑誌が好きな私！笑 そんな経緯から辿り着いた珈壇さん。もちろん私がチョイスしたのは焼きカレー。パパと息子はナポリタン、もちろん！目玉焼きのせを注文。

先にやってきたのが、鉄板にのったアツアツの！！コレぞ喫茶店のナポリタン！！

お決まりの“一口ちょうだい”で、パパからGET。息子もパスタLOVEなので、フーフーしながら一緒にいただきます！

待望の珈壇 焼きカレー

そして、ついにお目見え！！

香ばしい香りと共に、私の恋する…笑！！焼きカレー入場〜！！笑 ちょうど良い焼き加減の表面からブロッコリーがチーズに浸かって、こんにちは！笑

こちらもアツアツのうちに。スプーンで、ゆっくりと発掘していくと中にも、とろ〜り卵が入ってカレーと絡めるとクリーミーな味わい。それからスパイシーが追いかけてくる。後味がピリッとするのもクセになりそう。

いつもの、余談ですが…焼きカレーといえば、一説には門司港が発祥とも言われていますが、その門司港の、私には忘れられない思い出の味があるんです！しかし、その思い出の味を更新しましたよ！ミーコさん！！（心の声）

珈琲とデザートは別腹

最後はデザートにチーズケーキと珈琲を頂いて、身も心も、満腹満足！！笑

珈壇さんの珈琲は1つ1つ、サイフォンで淹れて下さり拘りのある一杯。本格的な珈琲が味わえます！実はウチのパパも長らく珈琲にハマっていて、自宅でも必ず豆から挽いてるのですが、最近は焙煎まで始めました！珈琲が飲めない4歳児の息子も毎朝、パパとキッチンで珈琲を淹れるのが日課になってるんです。その姿がなんとも愛おしい！笑

そんなことを思いながら、土曜の昼下がり、家族で喫茶店で、こんなにもまったりと過ごせるなんて。珈琲の良い匂いに包まれ、うっとりしていると、ミーコさんがランチタイムが一段落したところで顔を出して下さり、お店のことを気さくに話して下さいました。

珈壇さんのこれまでとこれから

珈壇さんは、一番町で18年もの歴史があり、もともとは華屋という名前だったそう。ビルの老朽化で 2018年に、こちらへ移転したこと。しかし、その後、すぐコロナ禍に入り…飲食店は、本当に苦労されたと思います。そんな日々を乗り越え、今も尚、珈壇を愛するお客様が沢山集まるお店。いつでもアートが楽しめて、月に2回は、音楽ライブを開催したり、その他にもワークショップを行ったりと、珈壇さんではミーコさんが精力的に活動されています。

ノスタルジックな雰囲気を醸しだす、お店のランプや、拘りの家具などの一部は、前のお店から運んでこられたそうで…私、初来店なのに、話を聞いているうちに、なんだか懐かしい気持ちになってきました！笑

そして、『このチーズケーキは息子がオープン当初から焼いてるのよ！』と、ミーコさん。そう、お2人のご関係は親子で、マスターはミーコさんの次男さんなんだそうです。珈琲やケーキ作りも担当しながら、丁寧な接客もされているマスター。想像以上に広い店内で、息子さんと二人三脚で切り盛りされているのにも驚きでしたが、ホントに素敵な親子関係だなって、ほっこりしました！

薬膳カレーを求めて

そうそう、この日は満腹で食べられなかったのですが、もう一つ凄く気になっていた“カレー”が、ありました！ミーコさんがコロナ禍にお勉強され資格を取られたことでメニューに追加された、1日5食！限定の“薬膳カレー”。

私は薬膳カレーを求めて！また後日、パパが街に飲みに出るハナノキンヨウビ！笑 息子を連れて、母と従兄弟と4人で、夕食の時間にお邪魔しました。

ミーコさん、マスターも、しっかり顔を覚えてくれていました。「ココ来たことあるんよー！」と得意げに、ばぁばの手を引いて先頭を歩いて席へと案内する息子。 従兄弟は最近、喫茶店巡りをするようになったらしく、ナポリタンとミックスジュースを楽しみにやってきた様子。母には一番人気の焼きカレー。そして、私はコチラ！！

運良く限定の薬膳カレーに会えました！ 季節のお野菜ということで、ゴロゴロ野菜がたっぷり入ってヘルシー！ 大きな蓮根と揚げ牛蒡、ピーマン、玉ねぎなど。私の大好物ばかりで嬉しい！ 更に、棗が入ってるのが珍しく、その味が、凄く私好みです！数種類のスパイスが複雑に混ざり合ったスープは、身体に優しく染みます。 薬膳カレーには麦ご飯がついてきたのですが、息子が思いの外、麦ご飯が美味しー！とパクパク食べました。

しばらくしてマスターが声を掛けてくれたのですが、従兄弟と朝の通勤タイムに、自転車でよくすれ違ってるらしく！従兄弟は気付いてないようでしたが、その道は毎朝通ってるそうなので間違いないと！笑 コレまたビックリなご縁なんじゃない？！笑

4人でテーブルいっぱいにお料理を注文してプチ宴会！笑 薬膳カレーを食べた後は帰宅後もしばらく身体がポカポカしてよく眠れましたヨ。

その後も、1人で、ふらっとランチにお邪魔すると、お隣さんに座っている珈壇さんファンの皆さまと一緒にお喋りしたりと楽しい時間を過ごしています。絵本セラピーがご縁となり、足を運ばせてくれた珈壇。ここでまた、新たな素敵な物語が始まりそうです！