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まるで芸術品。ダニエル・フランケルが新たにブライダルシューズを展開

  • 2024.8.17

ウエディングドレスのデザイナーとして、ダニエル・フランケルDANIELLE FRANKEL)はニューヨークのアトリエを訪れる多くの花嫁と会うが、「いつも同じ靴を目にする」と言う。「どれもとてもすてきなのですが、みんな“同じ”なのです」

これは彼女にとって不思議なことだった。多くの女性は、自分だけのウエディングドレスを見つけるために何十着も試着をするものだ。それなのに、なぜみんな同じようなヒールを選ぶのだろう? そう疑問に思ったフランケルは、花嫁にもっと選択肢を与えるべきだと考えた。

この秋、彼女は公式ウェブサイトと一部の店舗でブライダルシューズラインを発売する。そのラインナップには、ニューヨークでデザインされ、イタリアで製造された10足のヒール、サンダル、フラットシューズが揃う。

そのデザインの多くは、フランケルのドレス特有のシルエットを彷彿とさせる。「ドレスからシューズへと、私たちのスタイルを落とし込んだのは本当にクールだと思います。その二つにつながりがあるのを感じられるはずです」とデザイナー。ドレスのネックラインを取り入れたシューズのほかにも、彼女らしいドレープを生かしたものも登場する。

とりわけ目を引くのは、ハンドペイントが施されたヒールだ。この繊細な装飾をあしらった一足について、フランケルは「刺繍作品のように仕立てられています」と話す。彼女曰く、印象派の絵画にインスパイアされ、感情に訴えるようなデザインにしたかったという。

しかし、彼女の靴はエモーショナルな要素だけでなく、機能性も携えているのもポイントだ。フランケルは花嫁にとって理想的な靴の高さを入念にリサーチし、その結果、1cm、7cm、9cmに落ち着いた。「あまりにも高すぎるヒールはおすすめしません」とデザイナー。履きやすさにも徹底してこだわる彼女は、「完璧なプロポーションです」と、新作を自信たっぷりにアピールした。

Text: Elise Taylor Adaptation: Motoko Fujita

From VOGUE.COM

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