「手間がかからずおいしい食事を作りたい」
家族の食事を作る人は、みんな考えることですよね。
では、食事を作ってもらう人はどう思っているのでしょうか? 簡単につくれる料理は手抜き?
これは筆者が夫の発言にムカッとした体験談です。
早く作れておいしいごはんを作りたい
当時40代だった私は、日中は9時から17時までフルタイムのパートをしていました。
家では食べ盛りの子ども達がお腹を空かせて夕ごはんを待っています。
できるだけ早く作れて栄養のバランスが良くておいしく、そしてお腹がいっぱいになるメニューはないか、私は頭を悩ませていました。
忙しい日の救世主
私の仕事は体力を使う上に残業が多かったので、仕事が終わるともうクタクタでした。
帰り道で買い物をして、家に着くころには夕ごはんを作る気力も体力もありません。
そんな私のお助けメニューが、鍋料理でした。
材料を切って煮込むだけの鍋料理は、具材・鍋つゆの組み合わせを変えればバリエーションは無限で、 しかもおいしい。
冬は体が温まるし、夏は辛いつゆの鍋料理を食べれば汗をかいてスッキリ!
四季を問わずおいしく楽ちんに作れる鍋料理は、私の救世主だったのです。
手抜き料理ですか!?
ある日の夕ごはんの時の出来事です。
仕事でクタクタに疲れた私は、夕ごはんに鍋料理を作りました。
度重なる(と言っても週に1∼2回でしたが)鍋料理に飽きてきたのか、夫がこう言い放ちました。
「簡単に作れる鍋料理は最高に手抜き料理だよな」
娘、ナイスフォロー!
「はぁ? こっちは疲れて帰って来てごはん作っているのにその言葉はなに!?」
と私がムカッとしたところに、娘からナイスフォローの一言。
「鍋料理は野菜も肉も食べられて、栄養のバランスが良い上においしい。私は毎日鍋料理でも良いくらい好き!」
娘に言われたら、夫はこれ以上何も言えません。
それから我が家の夕ごはんは、鍋料理がさらに増えました。
【体験者:50代・筆者、回答時期:2024年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:K.Sakura
セラピスト・販売員・介護士の職を通じて常に人と関わる職務経験から得た情報を記事化するブロガーを志す。15年ほど専業主婦兼ブロガーとして活動するも、モラハラな夫からから逃げるために50代にして独立。母としては、発達障害のある子どもの育児に奮闘。自分の経験が同じような状況に悩む人の励みになって欲しいと思い、専門ライターに転身。アラフィフでも人生やり直しができることを実感。