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手遅れなことを意味する「後の祭り」。じつはあるお祭りが由来!

  • 2024.8.16
「後の祭り」の祭りとは祇園祭のこと (C)TETSUYA氏/PIXTA(ピクスタ)
「後の祭り」の祭りとは祇園祭のこと (C)TETSUYA氏/PIXTA(ピクスタ)

普段何気なく使っていた言葉にはこんなルーツが!

そもそも、これってどう意味?

情報にあふれた今の世の中でも、意外と知らないことってありますよね。そんな日々の暮らしの中の「なぜ?」に答えてくれる雑学ウンチクを紹介します!幅広い雑学を知っておくと、日々の会話やちょっとした雑談にも役立つはず。ビジネスの場や家庭、お酒の席などで、思わず誰かに話したくなることでしょう。

※本記事は雑学総研著の書籍『大人の最強雑学1500』から一部抜粋・編集しました。

「後の祭り」の祭りとは祇園祭のこと

手遅れなことを「後の祭り」という。ここでいう「祭り」とは、京都で毎年7月、1か月にわたって行なわれる祇園祭(ぎおんまつり)のこと。869(貞観11)年に、流行した疫病の退散を祈ったのがその起源だという。

祇園祭のハイライトは、山と鉾が練り歩く山鉾(やまぼこ)巡行。八坂神社の神輿渡(みこしとぎょ)御の日に合わせて2回行なわれ、7月17日が前祭、24日が後祭だ。このうち、一番の見物といわれるのは、豪華絢爛な山鉾が数多く練り歩く前祭。一方の後祭は、山鉾が少なく規模も小さい。

「後の祭り」とは、前祭を見逃してしまい、後祭にやってきた人がガッカリして発した言葉。

それがいつしか「タイミングを逃して取り返しがつかないこと」を意味するようになった。

著=雑学総研/『大人の最強雑学1500』

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