ジェニファー・ロペスと離婚寸前と報じられているベン・アフレックだが、そんな彼のように注目を浴びながら生活することはマット・デイモンには無理だそうだ。子どもの頃からの友人で、これまで何度もコラボレーションしているが、自身について「そうした意味では、僕は非常にラッキーです……特にベンを見ると感じます。あんな監視されながら暮らすなんて想像もできない。もう25年くらい、僕らはいろんな意味でそっくりなキャリアを築いてきましたが、自分がそうした部分から逃れられていることを幸運だと思います」とポッドキャスト「Radio Times Podcast」で語った。
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997)でアカデミー脚本賞を獲得し、数々の大作映画で主役を務めるなど、同じようにハリウッドで活躍を続ける彼らだが、私生活は違う。2005年にバーテンダーだったルシアナ・バロッソと結婚し、彼女の連れ子を含め4人の娘の父親となったマットは、「退屈な」結婚こそ、ベンとは異なり注目を集めずに暮らしていける秘訣だと語る。
「25年前は雑誌カルチャーが力を持っていたけれど、こいつは結婚しているから退屈だとある意味無視された。雑誌が売れるのは、スキャンダルとかセックス、そんな類を取り上げるから。だから、そうした事をしない限り、彼らが写真を撮るために時間を使う価値がない訳だ。おかげで放っておいてもらえた」。マットによると、名声とは「異様で、方向感覚を失わせる」ものだそう。「ラッキーなことに、この業界に属さず、名声の悪い側面にも付き合ってくれる人と恋に落ちた。本当によかった」
Text: Tae Terai